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戻る TOPへ 次へ 一回戦目はシルヴィアの粘り勝ちだった。 一撃離脱を繰り返すシルヴィアと、数少ない反撃のチャンスを物にする敵マオチャオ。時間経過と共に両者に蓄積されるダメージ。三度目の格闘戦にもつれ込んだ際に功を焦った猫型が迂闊なステップを踏み、そこをマグネティックランチャーで迎撃。接近の間合いで放たれた高速貫通弾は猫型の装甲を貫いた。 敵は一回戦目から持久戦に陥った事により焦れていたのだろう。だがおれ達のテンションは最高にクールだった。御影キョウジと《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラーを倒す。この目標を掲げるシルヴィアは焦りが生じやすい持久戦の中でも勝利を見逃す事は無かった。 二回戦目までまだ間がある。控え室に戻り、備え付けの自販機でホットココアを購入。シルヴィアには神姫サイズのアップルティーを買ってやる。コーヒーブレイク。二人とも珈琲飲んでないけど。 神姫サイズの紙コップにアップルティーが注がれていく様を見て、おれはまた昨日の出来事を思い返していた。 ツガル戦術論 鏡の試練 後編5 エルゴのバトルフロア。バトル観戦の途中でブレイクタイム。休憩スペースに備え付けられた自販機を認める。マスターミラーに飲食出来るのか確認し、ミラーの好みに合わせてドリンクを選ぶつもりだったが、その必要は無いと彼女に言われた。 飲食が出来る神姫と一緒に食事する際は、マスターの分量を神姫に分けてあげるのが普通だ。武装神姫と言うバトルサービスが市民権を得ているとは言え、神姫と食事をするユーザーが一般的に多いわけではない。神姫用フードサービスなどは見たことは無いし、もし現実的な状況になったとしてもコスト的な観点から普及はまだまだ難しいだろう。かと言ってマスターが神姫のために人間一人前を注文しては無駄な出費が多い。そんな重箱の隅に転がる要望にいち早く応えたのが通称「ちっちゃい物研」。彼らは神姫サイズまで小型化された自動販売機の製作に着手したのだ。自動販売機の概念発祥は紀元前の古代エジプトまでさかのぼり、国内に於けるメカトロニクスの元祖は二十世紀初頭に完成されていたが、新世紀から四半世紀を余裕で過ぎた今日のテクノロジーを以ってしても紙コップ自販機の、あの『飲み物が流れた後に紙コップが降ってくる』悲劇は健在だった。 神姫のドリンクを缶で提供するにはあまりに大掛かりな投資になる。紙コップ式の選択は必然と言えた。だが前述にある悲劇の存在が技術者達の行く手を阻む。神姫達にあの悲劇を味あわせてなるものか! かくして男達は立ち上がる。だが製作は難航した。突貫作業でこさえた試作一号はとても満足の行く精度は出なかった。そして失敗の連続。いたずらに過ぎて行く時間。無力感と絶望感が男達に圧し掛かる。 男達の神姫は彼らを思いやった。 「マスター、もういいんです。私はマスターの好きな飲み物は全部、大好きですよ」 「砂糖やミルクが入ってないコーヒーでも、私、飲めますから!」 「頼れる神姫にはブラックが似合うんです! …あれ? おかしい… な」 「やっぱり… まだ… 飲めませんでした。私、まだまだ、頼れる神姫じゃないみたい… です」 男達は再び立ち上がった。何度も試行錯誤を繰り返し幾度も挫折を味わい数々の困難と逆境が彼らを襲う。つらく苦しい長期戦となった。だが男達は一人として諦めたりはしなかった。何故なら男達の目は常に未来を見据えていたからだ! そしてついに神姫サイズの紙コップ自動販売機の先行量産型が完成した。 数少ない先行量産型は大規模神姫センターに先行モニターとして設置され、そのうちの一台は製作スタッフの熱意あるプッシュにより『ホビーショップエルゴ』に設置される事と相成った。 かくして、エルゴのバトルフロアには神姫サイズの自動販売機が設置され、休憩スペースにおいてマスターと神姫が個々の好みのドリンクを片手に、今まで以上に賑わう事となったのである。 だがこのマシン設置の裏側に上記の壮絶なドラマが存在する事を、多くの人は知らない。 「私にはグレープジュースを頼む」 氷は抜きで。 神姫サイズの紙コップに黄金色のドリンクが注がれてゆく。途方も無い技術の塊とは思えないほどの手軽さで神姫サイズのグレープフルーツジュースは完成した。こんな極小サイズで精巧に動くこの筐体を初めて目の当たりにし、製作秘話を知らないおれでも製作者に最大限の敬意を持った。 大会の二回戦目は大いにてこずった。 敵の武装構成は大幅に手を加えられており、コンセプトを一言で表せば突撃兎型。武装はバズーカ、フックショット、マイクロミサイルランチャーをひとまとめにした統合武装火器を一丁装備。全身を覆う重装甲に背面高機動ユニットを装着した出で立ちのバッフェバニーによる執拗な攻撃がシルヴィアを襲った。 一個の兵器を評価する際、一般的に重視される能力は『攻撃力・防御力・機動力』の三点である。この評価はバトルステージに立つ神姫にも当てはまる。これらの要素はお互いにバランスを取り合うように存在しているのだ。『攻撃力』と『防御力』を上げれば重量がかさみ『機動力』が落ちる。『機動力』を上げるためには『攻撃力』と『防御力』を削る必要がある。『機動力』をそのままに『攻撃力』を上げるためには『防御力』を削ぎ落とさなくてはならない。云々。あっちを立てればこっちが立たずのジレンマの連鎖、トリレンマが延々と付き纏うのだ。明確なコンセプトが見えるマスターは、この限られたリソースを神姫の戦術に合わせ、三点に的確に配分しているのである。 外部電源装置、パワーユニット装着などの手段を講じればリソースの底上げが可能である。だが、攻撃力の増強はある上限を超えれば過度の武装装着と言う手法を取らざるを得なく、複数火器扱いの煩雑さが足枷となり得る。防御力の増強は装甲過剰装備による可動クリアランスの低下、及び運動性の低下を招き、結果的に攻撃力と防御力の低下につながる。機動力の増強は、パワフルな機動ユニットの制御技術と高度な射撃及び格闘能力が無ければかなわない。 明確なコンセプトを打ち立て、余りあるリソースを適切に配分しなくては強化足りえないのだ。もちろん創意工夫と取捨選択により上記の欠点を抑えつつ強化する事は可能であるが、即ちマスターの武装選択センスと神姫の高い能力無しには無し得ないパワーアップなのである。手軽に取れる手段では無い。 だが今回の相手、敵兎型の装備する武装センスと、それらを操る神姫の手腕は洗練され尽くしている。重装甲により高い防御力を実現。パワーユニット兼機動ユニットを背負う事で機動力を確保、さらに複数火器を一つにまとめる事で総重量を抑え機動力低下の懸念を解決している。総合攻撃力こそ控えめなものの、右腕に装備された統合武装バズーカ『カリーナ=アン』のコンセプトは明確である。即ち、「マイクロミサイルで撹乱しフックショットで押さえつけバズーカで粉砕する」。脅威の度合いは、限りなく高い。 こんな敵に小細工は通用しない。真っ向勝負だ。 シルヴィア、飛翔。敵の唯一の弱点である低い運動性に付け入るために、近距離射撃戦を敢行する。 ホットココアを片手に、スクリーン上で繰り広げられるバトルの戦術分析を続行していると、こちらの度肝を抜く神姫が出現した。コートを羽織った犬型。カバンやコートの中に武装を仕込む暗器使いとして分析を続けていたのだが。彼女が劣勢に追い詰められると何と発光、そしていかにも戦闘には不向きな、こう、「ヒラヒラでフリフリ」とした衣装へと変身を遂げたのだ。いや落ち着け、あれは武装換装の一形態だ、と分析を続行したが、珍妙な名乗りを可愛らしい声で述べられると、おれは口に含んだホットココアを吹き出すしか無かった。なんだあれは。理解不能。だが顔を真っ赤に染めながら変身後の前口上を述べるハウリンタイプを見れば、マスターの明確な意図が心に響く。 おれは心の中で静かに親指を立てた。 グッジョブ。 心の栄養を補給し、引き続き戦術分析を続ける。 続く 戻る TOPへ 次へ
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ウサギのナミダ ACT 1-30 □ ティアと共に、歩き慣れたこの道を歩くのは、実は初めてだと気がついた。 はじめの時はティアの電源は切っていた。 その後の時には、ティアは一人アパートに残って自主練していた。 「まあ、それでお前が家出したのは、苦い思い出だが……」 「言わないでくださいっ」 ティアは俺の胸ポケットに顔を埋めて恐縮する。 俺は苦笑しながら、ゆっくりと歩いていく。 手には、いつものようにドーナッツの箱。 今日は海藤の家に向かっている。 ゲームセンターに出入りできなくなった俺は、いい機会だととらえることにして、お世話になったところに挨拶まわりに行くことにした。 海藤の家に来るのは、前回からそれほど経っていなかったが、随分前のような気がする。 その短い間に、あまりにも多くのことがあり過ぎたのだ。 だが、そのおかげで、こうしてティアと共に海藤を訪問できる。 嬉しいことだった。 「やあ、よく来たね。入って入って」 海藤はいつものように、俺たちを歓迎してくれた。 「いらっしゃいませ」 そう言うアクアの涼やかな声も変わらない。 俺が二人の様子に思わず笑みを浮かべると、二人とも満面の笑顔を返してくれた。 海藤はコーヒーを淹れながら、旬の話題を口にする。 「バトロンダイジェストは見たよ。随分白熱した戦いだったみたいじゃないか」 相変わらず、海藤はバトルロンドの情報収集に余念がない。 テーブルの上に、くだんの最新号が置いてある。 表紙を見るたび、面映ゆい気持ちになる。 「その表紙は勘弁してほしかったんだがな……」 「いいじゃないか。その表紙、結構インパクトあったみたいだよ。 ネットでも評判を調べたけど、かなりの反響だ。 記事の内容については……特に神姫との絆についての言及は、おおむね好評みたいだね。 思うところがあるオーナーはたくさんいるみたいで、神姫との絆について、あっちこっちで議論になってる」 「へえ……」 それは知らなかった。 俺は意図的に、雪華とのバトルについての情報を集めるのを避けていたから。 神姫と人間との関係について、改めて考える契機になるならば、それはそれでいいと思う。 「それで、だ。海藤……」 「ん?」 ドーナッツを頬張る海藤に、今日の本題を切りだした。 ■ 「久しぶりですね、ティア」 「はい……アクアさん」 アクアさんとこうして話をするのは、実は初めてだということに、今気がついた。 でも、そんな感じが全然しない。 それは、よくマスターからアクアさんのことを聞いているからだろうか。 それとも、アクアさんが醸し出す雰囲気から来るものなのか。 アクアさんはイーアネイラ・タイプの典型だった。 落ち着いた物腰、優しげな表情、大人びた美貌に、鈴の音のように美しい声。 でも、アクアさんはそれらがさらに洗練されているように思える。 「ずっと……アクアさんとお会いしたいと……お話したいと思っていました」 「あら、そうなのですか? どうして?」 「アクアさんが……マスターが初めて憧れた神姫だから……」 わたしは少しうつむいて、言った。 マスターは、海藤さんとアクアさんを見て、神姫マスターになりたいと思ったという。 海藤さんとの仲がいいだけではなく、アクアさん自身にも魅力があるということだと思う。 わたしは思っていた。 マスターの心を動かせるほどの、アクアさんの魅力ってなんだろう? 「わたしは……嫉妬しているのかも知れません。 こうしてマスターと心通わせることができても、どんな神姫になればいいのか、わからなくて。 アクアさんなら、マスターが憧れた神姫ですから、きっとそのままでもマスターは満足なのではないかと……」 アクアさんは、優しい微笑みを浮かべながら、わたしを見ている。 「そんなことはありませんよ」 「そう、でしょうか……」 「あなたがボディを変えられて目覚めたとき、わたしもそばにいました。覚えていますか?」 「は、はい……」 わたしは少し恥ずかしくなる。 あのときも、わたしは泣きじゃくって、アクアさんに優しくしてもらった。 わたしは優しくしてくれた人たちに、お礼を言うこともできずにいて、やっぱりダメな神姫だと思ってしまう。 「あのとき……遠野さんはとても嬉しそうでした。わたしが今まで見た遠野さんで一番」 「……」 「今日も、とても嬉しそうな顔をしています。 あんな表情をさせるのは、ティア、あなたです。 遠野さんが神姫マスターになるきっかけだったわたしではなく、あなたなんですよ」 アクアさんはにっこりと笑う。 アクアさんは優しい。 今日もわたしを優しく励ましてくれる。 不意に、アクアさんは目を閉じて、こう言った。 「わたしも、ティアがうらやましいです」 「え……?」 なぜ? 海藤さんと幸せに暮らしているアクアさんが……わたしのマスターがうらやむほどの神姫が、なぜわたしをうらやむというのだろう。 「あなたが武装神姫として戦い続けているから。 マスターが本当はバトルロンドを続けたいと思っているのを知りながら……わたしは何もできないでいます。 あなたは戦える。遠野さんが望むように。 それがうらやましいんです」 驚いた。 アクアさんみたいに優しい神姫が、戦うことを望んでいるなんて。 「でも、アクアさんの想いも、海藤さんの望みもかなうかも知れません」 「え?」 「わたしのマスターが、かなえてくれるかも」 少し驚いた顔のアクアさんに、わたしはそっと微笑んだ。 □ 「『アーンヴァル・クイーン』と戦ってみないか」 それが今日の俺の本題だった。 バトルロンドを捨てた海藤だが、バトルをしたくないわけではないはずだ。 それに、クイーンならば、どんな条件を海藤がつけても、バトルしてくれるだろう。 俺は海藤に、クイーンがなぜ俺たちを指名したのか、その理由を語った。 「クイーンは、特徴のある神姫と戦い、戦い方を吸収しようとしている。 だから、バトルの場所も設定も、こちらの要求が通るはずだ」 「……」 「バトルのことを公にすることには、彼らはこだわっていないみたいだし……条件付きで、クイーンとバトルしてみてはどうだ?」 俺は別に『アーンヴァル・クイーン』の肩を持っているわけではない。 海藤自身、彼らに思うところがあるようだったし、機会があれば協力してもいい、みたいなことを言っていた。 雪華のスタンスは、バトルを拒む海藤に、ぎりぎりの妥協点を見つけることができるかも知れない。 それに、海藤だって、バトルロンドに未練があるはずだ。 クイーンとバトルして、その思いが再燃すればいいと思う。 それでアクアの心配の種も、一つなくなるはずだ。 だから、思い切って切りだしてみたのだ。 海藤は、一つ溜息をついた。 「まあ、確かに、クイーンに協力したいとは言ったけどさ……」 俺は黙ってうなずいた。 「だけど、まともなバトルロンドじゃ勝負にならないだろうし……彼らが望んでいるのも、そこじゃないんだろうしね……」 「……海藤」 「なんだい?」 「そんなに、バトルロンドに戻るのが嫌か?」 「……僕は一度、裏切られたからね」 苦笑いする海藤。 だが俺は言葉を続けた。 「だけど、バトルロンドは素晴らしいと思ってるだろう?」 「……うん、そうだね」 「この間、お前の家に来たときに言われた言葉……今でも覚えてるよ。 『バトルだけが神姫の活躍の場じゃない』ってな。 その時は俺も、バトルロンドをあきらめようと思った。お前の言うことももっともだと思っていたさ。だけどな……」 海藤は不思議そうな顔をして、俺を見つめている。 俺は続ける。 「あるホビーショップで、武装神姫のバトルを観て……ああ、やっぱり、バトルロンドはいい、と思った。 自分の神姫とともにバトルする時間は、何物にも代え難いと思う。 俺はバトルを諦めたくなかった……だから、今こうして、ティアとバトルができる。 お前も……そろそろ諦めるのをやめて、いいんじゃないのか」 沈黙が流れた。 長い間黙っていたような気がするが、大して時間は経っていないようにも思える。 やがて、海藤はまた溜息をつく。 「まいるよね……そんなに熱く語るのは、君のキャラじゃないんじゃないの?」 「……最近宗旨替えしたのさ」 「まあ……あのゲーセンじゃなければ……ギャラリーがいなければ、やってもいいのかな……」 「海藤……」 やった。 海藤がとうとうバトルに戻ってくる。 冷静を装いながらも、俺の心の中は沸き立っていた。 「それじゃあ、クイーンに伝えてよ。 バトルは受ける。そのかわり、これから僕が言う条件を飲んで欲しい。それでいいならバトルを受ける……あ、その条件でも、雪華が望むものは観られる、と伝えておいて」 「わかった」 そして、海藤から提示されたバトルの条件を聞くにつれ……その奇妙な内容に、俺の方が首を傾げた。 □ 「……それで、クイーンとアクアのバトルはどうなったの?」 隣を歩く久住さんは、興味津々といった様子だ。 ホビーショップ・エルゴに向かう途中の商店街を、俺たちは歩いている。 俺は少し渋い顔をしながら答えた。 「うーん……圧勝といえば圧勝だったんだけどさ……」 「へえ、さすがクイーン」 「いや、アクアが」 「え?」 久住さんは、目をぱちくりとさせて、驚いている。 それはそうだろうな。 俺は胸ポケットのティアに尋ねる。 「なあ、あの時のアクアと雪華の対戦、三二対○でアクアが取ったんだったか?」 「あ、最後の一本は相打ちだったので、三二対一でアクアさんです」 「……なにそれ?」 ミスティもきょとんとしている。 まあ、それもそうだろう。 普通のバトルロンドでなかったことは確かである。 どんな対戦だったのかというと、それはそれは地味な戦いで、雪華は手も足も出ずにあしらわれたということなのだ。 信じられないかもしれないが、本当なのだから仕方がない。 この戦いについては、いずれ語ることがあるかも知れない。 俺がエルゴに行くのは、店長に改めてお礼に行くのと、約束通り客として買い物に行くのが目的だった。 日暮店長は相変わらず熱い人で、俺が改めて礼を言うと、照れながらも喜んでくれた。 そして、先日の神姫風俗一斉取り締まりについて、少しだけ教えてくれた。 店長が、俺の渡した証拠を持って、警察にあたりをつけたとき、すでに警察内部でも、神姫虐待の疑いで神姫風俗を取り締まろうという動きがあった。 その発端となったのは、例のゴシップ誌に載ったティアの記事だったという。 あの記事は予想外の反響があったらしい。 そのため、警察も見過ごすことができなくなっていたのだ。 ただ、神姫風俗の取り締まりを、どの規模で行うかは決まっていなかった。 今回の一斉捜査にまで規模を広げるように尽力してくれたのは、かの地走刑事だったそうだ。 なるほど、警察の動きが妙に早かったのは、下地があったからなのか。 しかし、日暮店長が何をしてくれたのかは、何度訊いてもはぐらかされて、分からずじまいだった。 もう一つの用事である買い物は、もちろんティアのレッグパーツの改良用部品である。 エルゴには十分な部品が揃っているし、日暮店長も装備の改造や工作にやたら詳しい。 俺は自分で書いた図面を持ち込み、日暮店長と相談しながら部品を揃えていく。 在庫がないパーツは、カタログを見ながら店長のおすすめを聞き、それを注文した。 届いたときには、またエルゴに足を運ばなくてはならない。 時間もかかるし、電車賃もばかにならないが、店長へのせめてものお礼ではあるし、俺自身がこの店に来るのが楽しみで仕方がない。 久住さんも一緒に来てくれるのだから、そのぐらいの負担は大目に見ようという気になろうというものだ。 □ その久住さんには、彼女がホームグランドとしているゲームセンター『ポーラスター』に案内してもらった。 あの事件以来、俺とティアはバトルができる状況じゃなかった。 対戦のカンを取り戻すのと同時に、新しいレッグパーツ、新しい戦術も試さなくてはならない。 そのためには、日々の対戦環境がどうしても必要だった。 自宅でのシミュレーションでは、どうしても限界がある。 『ポーラスター』は、俺たちのいきつけのゲーセンよりも大きく、バトルロンドのコーナーも倍くらいの広さがあった。 それでもすべての対戦台が埋まっているほど盛り上がっているし、神姫プレイヤーも多い。 久住さんがバトロンのコーナーに入って軽く挨拶しただけで、歓声に迎えられた。 大人気だった。 あとでこの店の常連さんに聞けば、彼女はずっとこの店の常連だという。 『エトランゼ』として、他の店を飛び回っていることが多いので、この店に戻ってくると、常連プレイヤーたちの歓迎を受けるらしい。 久住さんの紹介で、俺はこの店でバトルする機会を得た。 ティアの新しいレッグパーツを試し、調整し、また戦う。 新しい技や戦術も実戦の中で試すことができた。 時にはミスティに協力してもらい、練習したりもした。 ありがたい。 おかげで、ティアは新しいレッグパーツをあっという間に使いこなせるようになり、新戦術を使いながら、バトルロンドを楽しむことができた。 『ポーラスター』は、客の雰囲気がいい店だった。 俺がティアのマスターだとばれたときには、ちょっとした騒ぎになったが、誰もが紳士的な態度でほっとした。 神姫マスター同士も和気藹々としていて、まずバトルを楽しもうという気持ちが感じられる。 初級者でも、上級者にバトルについていろいろ尋ねることをためらわないし、聞かれた方も丁寧に答えている。 このゲーセンの実力者は、久住さんを含めて五人いるそうだが、五人ともこのようなスタンスを貫いているという。 故に、中堅の神姫プレイヤーも初級者も、ついてくる。 そんな環境だと、上級者のレベルが頭打ちになりがちだが、エトランゼに影響されて、他のゲーセンに遠征する常連さんも多いという。 その結果、総じて対戦のレベルが高くなっている。 理想的な環境だと思う。 俺が通うゲーセンもこうだといいのだが。 □ そんな風に過ごして、一ヶ月が経った頃。 土曜日の夕方の『ポーラスター』。 久住さんと一緒にバトルロンドのギャラリーをしていた俺に、電話がかかってきた。 通話ボタンを押すと、 『わーーーーーっはっはっは!! みたか遠野、ざまあみろ!!』 大声の主は、大城だった。 隣の久住さんにも丸聞こえで、思わず吹き出している。 「……いったいなんなんだ、大城」 『ついにやったぞ! ランバトで、三強を倒して、ランキング一位だ!』 「おお……それはおめでとう」 そうか。 ついに大城と虎実は、あのゲーセンで一位になったのか。 それは、俺が待っていた連絡だった。 『どうだっ! 俺たちだってやればできるんだぜ、わっはっは!』 『つか、話が進まねぇだろ! かわれ、バカアニキ!!』 電話の向こうで、大城の神姫が叫んでいる。 しばらくして、虎実の静かな声が聞こえてきた。 『……トオノか?』 「そうだ」 『アタシ、ランバトでトップになった』 「聞いたよ」 『……約束、覚えてんだろーな』 「忘れるはずがない。俺たちをバトルロンドに引き留めてくれたのは、お前との約束だよ、虎実」 『ばっ……んなの、どーでもっ……そ、それよりも、ティアと! ティアと戦わせてくれるんだろ!?』 虎実の声がうわずっている。 照れているのが手に取るように分かる。 俺は思わず苦笑した。久住さんの肩で、ミスティが吹き出している。 「もちろん。お前がそう言ってくれるのを待っていた」 『なら……約束を守ってくれ』 「わかった」 明日、いつものゲーセンで。 ついにティアと虎実のバトルだ。 俺は携帯電話の通話を切ると、いつものように胸元にいるティアに声をかける。 「ティア……約束を果たそう」 「はい、マスター」 そう言うティアは嬉しそうに微笑んでいた。 次へ> トップページに戻る
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闇の中。 霧の中。 途切れ途切れに灯る街灯の下に立つは、コートをまとった小柄な影。 朝霧の中、ずっとその場に立っていたのだろうか。コートの表面はうっすらと湿りを帯び始めているが……それでも彼は、その場から動こうとはしない。 やがて照度センサーで働く街灯が輝きを失い、入れ替わるようにして淡いオレンジの波が広がっていく。 辺りが穏やかな温もりに満たされる頃、コートの少年に掛けられたのは、男の声だ。 薄手のカーディガンに、淡い色のチノパン。重いコートとは対照的な、春の朝に相応しい軽装である。左手に提げられた小さなアタッシュケースだけが、唯一異彩を放っているが……陽光の中に沈む暗いコートほどではない。 「……十貴君」 驚きか、呆れか。もしくはその両方を含んだ声が、朝の光の中、少年の名を紡ぎ出す。 「……倉太さん」 コートの少年は疲れたように顔を上げ、男の名前を呼び返した。コートは朝の光で乾ききっていたが、それでもなお、十貴の声からは重い湿りが抜けていない。 「全く、入学式は三時間も後だっていうのに……。慌てて竿を引き上げたところで、獲物はかかりやしないよ?」 男も少年の湿り気が移ったかのように、重い声。 しかし、彼の視線は少年のはるか先、黒髪の少女に向けられており、それどころかケースを提げていない右手までぶんぶん振っている始末。 「……せめて、口と体の動きをシンクロさせてください。マスター」 同時、肩に座っていた神姫から鈍器の殴撃を食らい、横方向に吹き飛ばされた。百八十センチの長身が街灯までゴロゴロと転がって、何かがひしゃげる鈍い音が響き……。 「……それに、彼女達だって心配してる。レディを心配させるのは、男のする事じゃないなぁ」 やがて男は、何事もなかったかのように立ち上がる。 「それは分かってます。……けど」 言われ、少年も後ろにちらりと目を遣った。 そこで彼を待つのは、黒髪の少女と……肩に載った、二体の神姫。神姫達は不安そうに、少女はいつもの柔らかなポーカーフェイスのままで、感情を見せる気はないようだった。 「まあ、気持ちは分からないでもないけどね……。はい、随分と待たせてしまったね」 そして、倉太は己の持つたった一つの違和感……小さなアタッシュケースを、十貴へと手渡した。 「……これ……が?」 「そう。新しい……ジルの体だよ」 中央のつまみに触れれば、鍵は掛けられていないらしく、先へと続く手応えがある。そのまま押し込めば、かちりという軽い音がして、ケースが開いたことを教えてくれた。 開いたケースの中、素体保護用のクリアケースに眠るのは……。 「ハーモニーグレイス……ですか?」 淡いグリーンの髪に、小作りな顔。ボディに浮かぶパターンは、悪魔型と同じ黒をベースにしたものだ。 「すみません。本当はストラーフなら良かったのでしょうけれど……こちらで準備できる素体が、これしかなかったもので」 倉太の肩に戻った彼の神姫が、申し訳なさそうに頭を下げる。 20xx年現在、悪魔型神姫シリーズが主力モデルの座を後継機であるMK-2に明け渡して久しい。中古市場に出回っているものもほとんど見つからないという。ほんの数日で、ジルと同じ旧モデルの悪魔型の良品を、困難な作業と並行しながら手に入れろ……というのは酷な話だろう。 「せめてもの……と言っては何だけど、ハーモニーグレイス用の装備も用意させてもらったよ。必要ならば、使ってみてくれ」 見れば、ケースの空いた場所にはハーモニーグレイス用の武装一式が納められていた。特徴的な腰部装甲に、頭部装甲。十字架型のランチャーに、幾つかの手持ち武器。 だが少年にとって、その品定めの優先順位は限りなく低いもの。 「それで……」 ケースの中、ただ一点を見つめながら、少年は誰に問うでもなく問い掛ける。 「ええ。ジルの複製術式は想定通り、99.9%成功しているわ。もちろん、起動してみるまでは分からないけど……」 ケースの中のシスター型神姫は、深い眠りについたまま。 アタッシュケースにバッテリーユニットが設えられている所を見ると、このケースからでも神姫の起動は可能になっているらしい。 「じゃ、僕達は離れておくから」 「すみません」 倉太達が離れたのを確かめて、十貴はクリアケースの起動ボタンを押し込んだ。 (そういえば、神姫を起動させるのって、初めてだな……) 彼女と初めて会った時、彼女は既に起動した後だった。限りなく一方的な契約の後、共に遊び、共に戦い、笑い合って、悔しがって……。 一度は途切れかけたその繋がりを取り戻すため、二人は、少女の今一度の生を願った。 「ジル……」 祈るような声。 それに応えるよう、やがてケースの蓋が開き。 「……システム起動完了」 無機質な声がかすかに響いて、黒い悪魔型を滅する黒が、ゆっくりと身を起こす。 「ジル……」 少年の顔を映すだけだったカメラアイに、やがて意志在る光が宿る。 開いた瞳の色は、情熱を秘めた朱ではなく……透き通るほどの黄金の色。 「…………?」 そして。 少女が最初にした動作は、小首を傾げる事だった。 「あなたが……私の、マスターですか?」 マイナスから始める初めての武装神姫 番外編2 前編 神姫センターよりも広い講堂に、大きな声が響いている。 ただそれは、大会会場のように複数の声が重なり合って響く声じゃなくて、拡大されたたった一人の声だったけれど。 カバンの中から見上げれば、静香は講堂の壇に立つおじさん……彼がこの声の主だ……のほうを向いて、真剣に話に聞き入っている、ように見える。 ああ、あの顔は、退屈しきってものすごく下らないことを考えている顔だ。 そして、同じように退屈している子が、もう一人。 「ね、お姉ちゃん」 もそもそと身を寄せながら、花姫が私の名を呼んでくる。 静香のカバンには神姫が入れられるポケットが付いているのだけれど、それはあくまでも一人用。そこに私と花姫が入っているのだから、狭いことこの上ない。 「あのコ、ホントにジル姉なの?」 耳元に花姫の柔らかい吐息を感じながら、私は隣の椅子に視線を移す。 そこには十貴と、再生されたシスター型神姫が座っていた。 「ええ。そのはず……なんですが」 センサーから流れ込む固体識別情報に従えば、彼女はジルとは全くの別固体という事になる。もっとも神姫の識別情報はコアユニットのシリアルに依存するから、複製されてシリアルが変わった今、それは当たり前の事なのだけれど……。 ジルくらいよく知った神姫になれば、声紋や各部の駆動音、モーションデータのクセで互いを識別することも難しくない。けど、私の知っているジルの全てと照らし合わせても、目の前のシスター型神姫は私の見知ったジルとは別固体だという結論が下されていた。 「……?」 あ。彼女と目が合った。 「……」 声は出さないけれど、ハーモニーグレイスのジルはこちらにニッコリと微笑みかけてくれる。 いつものジルならとっくに飽きて、こちらへ遊びに来ようとして……十貴に必死で止められている頃なのに。 もう、本当にジルじゃないんだろうか。 「……私と同じ、なのかなぁ?」 そんなことを考えていると、私に抱き付いていた花姫が、ぽつりと小さく呟いた。 「そうなのかも、しれませんね」 そうだ。 忘れることの出来ない沢山の事件を経て、初代花姫のコアユニットを使って起動した今の花姫は、いわば『二代目の』花姫となる。 記憶も想いも、再登録でシリアルさえも変わってしまったけれど。先代の彼女を知る静香達の弁を借りれば、先代の意志は彼女の中に確かに受け継がれているという。 「それに、私とも……」 姫のプラスチックの肢体をきゅ、と抱きしめながら、私もそう応える。 私のコアと素体も、かつてクウガと呼ばれた神姫から受け継がれたもの。その時の記憶は無いけれど……彼女と静香の願いを受けて、今の私はこの場所に立っている。 それを知っているからこそ、別固体となった新しいジルの中にも、かつてのジルの想いが受け継がれているはずだと……そう、思う。思いたかった。 「だから、私達は……花姫が来た時みたいにすればいいと思いますよ。出来ますよね? 花姫」 私達神姫は、人間ほど長くは稼動できない。バトルや日常生活で壊れる可能性だってあるし、もっと単純にマスターに捨てられ、機能を停止してしまう事だってある。 神姫にとって『別れ』とは、ごくごく身近な隣人として自身のすぐ側に立っているのだ。 だからこそ……。 「うん。ジル姉も、新しいジルちゃんも、お友達……でいいんだよね? お姉ちゃん」 「ええ」 そうだ。 私の知ったジルがいなくなってしまった事は悲しいけれど……。 去ってしまった友人に涙を流すより、新しく来た隣人を喜びたいと。妹の長い髪を撫でながら、神姫としての私はそう、思う。 マスターが悲しんでいる所に神姫まで悲しんでしまったら、誰も慰める者がいなくなってしまう。 マスターのサポートをするのが神姫の本懐であるなら、私まで悲しんではいられない。 新しく来た彼女が、親友の意志を受け継ぐ者なら……なおのことだ。 「それよりも、心配なのは……」 こちらを見て微笑むジルから視線を上げれば……そこにあるのは、生気の抜けた瞳で壇上の老人を眺めている十貴の姿。 「大丈夫なんですかね、十貴は」 花姫のマスターである私も、いつか彼女と別れる時が来る。恐らく、私が動作停止する日の方が早いだろうけれど……。 その時に私がどう思うのかは、マスターになったばかりの私には、ついぞ想像が出来ないのだった。 戻る/トップ/続く
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MMS戦記 外伝「敗北の代価」 「敗北の代価 11」 注意 ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。 未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。 □ 重邀撃戦闘機型MMS「リカルダ」 SSSランク 二つ名「ミョルニル」 オーナー名「春日 凪」♀ 20歳 職業 神姫マスター 真っ赤に燃え滾るヒートナギナタを振り回し,戦国時代の武将のように名乗りをあげるリカルダに対峙する神姫たちは、ぽかんを口を開けて呆然と立ち尽くす。 オーナー1「な、なんだァ!?あいつ!」 砲台型C「あれがSSS級の化け物神姫、リカルダか」 悪魔型「び、びびるな!!!敵は一騎だァ!!!」 一瞬、神姫たちに動揺が走ったが、すぐさま体制を建て直し、リカルダを取り囲むようにじりじりと移動する。 春日はバトルロンドの筐体に備え付けられているタッチパネルを操作し、状況を把握する。 春日「残り、88機!敵は3つの集団に分かれている」 春日はマーカーで3つのくくりを作る。 春日「まずは集団A、陸戦タイプの神姫を中心とした大集団、数は50、どうせこちらの速度にまともについていけない、適当につぶしておけ」 リカルダ「イエス」 春日「次に集団B!!空戦タイプの神姫を中心だな、数は1ダース(12機)、機種はアーンヴァル、エウクランテ、アスカが多いな・・・まずはこいつらから血祭りにあげろ、皆殺しだ!」 リカルダ「OK」 春日「最後に集団C・・・砲戦タイプの神姫ばかりだな!数は20、機種は戦艦型4隻、戦車型6両、砲台型10台!鈍亀ばかりだ、うまく誘導して同士撃ちにさせろ」 リカルダ「了解」 春日はバンっと筐体を叩く。 春日「見敵必殺(サーチアンドデストロイ)!!!見敵必殺だ!!立ちはだかるすべての障害を排除しろ!」 リカルダ「Sir,Yes sir MyMasterrrrrrrr」 ヒュイイイイイイイイイイイイイイイ リカルダのリアパーツに装備されている巨大な素粒子エンジンが緑色に輝く粒子を撒き散らし唸り声を上げる。 巡洋戦艦型A「奴を倒せば兜首だ!賞金を手に入れて富と名声を手に入れろ!」 装甲戦艦型A「支援射撃を開始する!全神姫突撃突撃ィ!!」 数隻の戦艦型神姫が主砲をリカルダに向けて発砲するのを皮切りに再び神姫たちが吼えるように声を上げて、武装を手に掲げてドッと津波のように襲いかかる。 神姫「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」 リカルダはまったく臆することなく、巨大な素粒子エンジンを全開に吹かして真正面から突撃を仕掛ける。 リカルダ「あは、あはっはは!!この程度の数の神姫でこの俺を倒せるとでも?笑わせるッ!!!」 轟とエンジンを轟かせてリカルダは燃え盛るナギナタを引っ掴んで迎え撃つ。 砂漠を砂埃を立ち上げて、真っ先に攻撃を仕掛けてきたのは、ハイスピードトライク型 アーク、ハイマニューバトライク型 イーダ、モトレーサー型 エストリル、クルーザー型 ジルリバーズのバイク使いの4神姫だった。 バイク使いの4神姫はリカルダの姿を認めると、ばっと散開し一斉に手持ちのマシンガンやキャノン砲、ハンドガンで射撃を開始する。 リカルダ「遅い遅すぎるぜ、それで速く動いているつもりか?」 リカルダは地面スレスレをホバリングするように砂山や岩を盾に攻撃を回避し、ズンと地面を強く踏みしめると、同時に地面に巨大な亀裂と穴が穿つ。 パンッと空気が爆ぜる音がしたと同時に、ハイスピードトライク型 アークの紅の武装が異常な形にくにゃっと歪みバラバラに分解されて吹き飛んだ。 □ ハイスピードトライク型 撃破 真横を走っていたクルーザー型のジルリバーズの目が見開かれる。 ジルリバーズ「なっ・・・」 ぐしゃぐしゃに潰れたトライク型の後から破壊音が衝撃波となって届く。 ドギャアアアアアアアアアン!! チカチカと何かが光ったと思った瞬間、モトレーサー型 エストリルの薄いピンク色の体が黄色い閃光に飲み込まれて爆散する。 □ モトレーサー型 撃破 ジルリバーズ「あ、あああ・・・」 彼女の眼前で瞬く間に僚機が沈む。 あまりにも速い、度外れた速さ、圧倒的な凄まじい破壊の力に彼女は驚愕し見届けることしか出来ない。前方でハイマニューバトライク型イーダが変形を解除し、大剣を構えて対抗しようと、リカルダに攻撃を仕掛けようとするが・・・ 次の瞬間、ジルリバーズの横を薄緑色の塊が軽々と宙を舞いすぐ脇を通りぬけていく。 風が唸る。 ゴキン 鈍い金属音が聞こえる。その音の正体を最初は理解できなかったが、崩れ落ちるバラバラになった自分の体がジルリバーズの視界に移ると意味を理解した。 ジルリバーズ「は・・・はや・・・速すぎる」 □ クルーザー型 ジルリバーズ 撃破 ズドンズドンズドン!! 戦艦型神姫の砲弾がリカルダの周囲に着弾するが、リカルダはまったく意に介さず無視する。 リカルダ「おいおい、なんだ?その動きは舐めているのか?あああん?的撃ちじゃねーんだぞッォ!!!!!」 リカルダは顔を歪ませて新たな敵に向かって突進する。 音速を超え、超高速の剣戟に、対峙する神姫たちはまったく捕捉しきれなかった。 悪魔型「うおおおおおおおおおお!!」 巨大な刀を携えた悪魔型が雄叫びを上げて強化アームを振りかざし突撃するが、リカルダは悪魔型が刀を振るう前に胸部を突き殺す。 □ 悪魔型 ストラーフMk-2 撃破 間髪いれずに今度は巨大なハンマーを携えた白い悪魔型とソードを構えた黒い悪魔型が躍り出るが、リカルダは副腕のレールキャノンをくるんと廻して、胸部を正確に撃ちぬく。 □ 悪魔型 ストラーフ・ビス 撃破 □ 悪魔型 ストラーフ 撃破 脇を小柄な2体の神姫が槍と剣を携えて飛び出してきたが、リカルダは2体まとめて燃え盛る紅蓮の炎を纏ったヒートナギナタで文字通り薙ぎ払った。 □ 夢魔型 ヴァローナ 撃破 □ 剣士型 オールベルン 撃破 樹脂の溶ける焦げ臭い不快な匂いを撒き散らして四散する2体の神姫。 リカルダの強烈な攻撃の様子はさながら嵐のようであった、音よりも速いリカルダの攻撃は空気を引き裂き、爆ぜ、対峙する全てのものを打ち砕く。 次々に撃破のテロップが流れる。 まるで音楽を奏でるかのようにリカルダは縦横無尽に戦場を駆け回り、刈り取るように神姫を撃破していく。 □ 犬型 ハウリン 撃破 □ 猫型 マオチャオ 撃破 □ リス型 ポモック 撃破 □ フェレット型 パーティオ 撃破 □ ウサギ型 ヴァッフェバニー 撃破 □ 騎士型 サイフォス 撃破 □ 侍型 紅緒 撃破 □ 花型 ジルダリア 撃破 □ 種型 ジュビジー 撃破 □ サソリ型 グラフィオス 撃破 春日「30、31・・・」 春日はにやにやしながら腕を組んで数を数える。 怯えた白鳥型が大剣を盾に悲鳴をあげて後ずさるが、リカルダは大剣をガードの上から叩き割った。 ズン・・・ 真っ二つに引き裂かれた白鳥型の表情には驚愕の念が浮かんでいた。 彼女は決して弱い部類の神姫ではなかった。数多の戦場を先陣切って誉高く駆け、敵を討ち取ってきた武装神姫である。 だが、違う。 こいつは違う。 一刀両断されて始めて違いに気がついた。 こいつは普通じゃない。 白鳥型「ば・・・化け物め・・・」 □ 白鳥型 キュクノス 撃破 春日「32!!総数の3分の1を殲滅した、残り68!さっさと片付けるぞ」 春日は筐体の画面を操作して状況を把握する。 リカルダ「だめだ、弱すぎる・・・お話にならない」 参加していた神姫のオーナーたちはたった数分間で100体いた神姫の3分の1が潰滅した事実にただ言葉も無く息を呑む。 いま眼前で繰り広げられた戦い、リカルダの桁ハズレの強さ。 次々となすすべもなく撃破されていった仲間たちを見て陸戦主体の残った神姫たちは完全に戦意を喪失して、武装を放り出して逃げ始めた。 カブト型「だ、だめだァ!!こんなの勝ってこないよ!」 クワガタ型「ひ、ひィいいい」 ヤマネコ型「やってられるかよ!!!」 がしゃがしゃと手持ちの武器を捨てて逃げようとした瞬間、後方からチカチカと青白い光が瞬く。 建機型「!?」 ドッガアズガズッガアアン!! 装甲戦艦型A「撃て撃て!!撃ちまくれェ!!」 巡洋戦艦型A「逃げる奴は敗北主義者だ!!!敵もろとも攻撃しろ!!!」 重装甲戦艦型A「奴を倒せば1億円なんだぞ!!断じて引くな!!後退は認めん!!」 数隻の戦艦型神姫が味方もろとも無差別に砲撃を始め、瞬く間にフィールド内は阿鼻叫喚の地獄絵図に変わった。 ドンドンッドオドドン!!ズンズウウン・・・・ カブト型「ぎゃあああああああ!!」 虎型「ウワァ!!」 丑型「いやああああああああああ!!撃たないで撃たないでェ!!!!!」 猛烈な艦砲射撃がリカルダと周囲にいる神姫たちを巻き込んで行なわれる。 戦艦型の取り巻きの戦車型、砲台型も味方を撃つことに戸惑っていたが、手段を選んでいる場合ではないと悟ったのか、一緒になって見方もろとも攻撃を始めた。 □ 建機型 グラップラップ 撃破 □ 虎型 ティグリース 撃破 □ 丑型 ウィトゥルース 撃破 □ ヘルハウンド型 ガブリーヌ 撃破 □ 九尾の狐型 蓮華 撃破 次々とフレンドリーファイヤーの表示が出ながら撃破のテロップが踊る。 瞬時に周りは地獄と化した。その光景は凄惨そのものだった。目の前で多くの神姫たちが生きたまま焼かれ、重症を負い、そして粉々に砕かれて宙を舞った。 ズンズンズン・・・・ ものすごい爆煙と砂埃で砲撃地点は黒茶色の巨大なキノコ雲が立ち上り、ボンボンと神姫が爆発する音と赤い炎が巻き起こる。 上空を数十機の航空MMSが心痛な面持ちで眺めていた。 天使型「下は地獄ですね」 セイレーン型「うわあァ・・・」 ワシ型「イカレ野郎もろとも吹っ飛ばしてしまえ!!」 ワシ型が手を掲げてファックサインをする。 ドッギュウウウム!! 戦闘機型「おぐ・・」 戦闘機型の胸部を黄色い閃光が貫き、爆発する。 □ 戦闘機型 アスカ 撃破 爆煙と砂埃の中から勢いよくリカルダが飛び出し、真っ赤に燃え盛るヒートナギナタでワシ型MMSを一刀両断で切り捨てる。 □ ワシ型 ラプティアス 撃破 リカルダ「コイツァ最高だぜ、ふ・・・恥も外聞もなく味方もろとも攻撃してくるとはなァ・・・」 リカルダは笑いながら次々と航空MMSをハエのように叩き落としていく。 □ コウモリ型 ウェスペリオー 撃破 □ 戦乙女型 アルトレーネ 撃破 天使型「このおおおおおおおおおおおお!!」 天使型の一機が、上空からライトセイバーを構えて突撃してくるが、 リカルダは最小限の動きで回避し後ろを取る。 リカルダ「はずしやがったな!まだまだガキの間合いなんだよ!」 天使型「そ、そんな!!うわああああ!!」 ズッドン!! □ 天使型 アーンヴァル 撃破 天使型の頭部を跳ね飛ばした次の瞬間、リカルダを含む周囲の航空MMSたちにむけて葉激しい強力なレーザー砲の一斉射撃が加えられる。 ビシュビシュウウビッシュウウウウン リカルダ「おわっ!!」 あわててリカルダが回避する。 ズンズンズン!! □ 天使型 アーンヴァル 撃破 □ 天使型 アーンヴァル・トランシェ 撃破 □ 天使型 アーンヴァルMk-2 撃破 □ 戦闘機型 アスカ 撃破 リカルダの回りを飛んでいた航空MMSを強力なレーザーが貫き、空中に炎 出来た光球を作る。 重装甲戦艦型「ヘタクソォ!!貴様らどこを狙っている!!」 巡洋戦艦型A「ウルセェ!てめえが撃てっていうから撃ったんだろがァ!!!」 装甲戦艦型A「畜生畜生!!」 装甲戦艦型B「ひゃっはああーーー!!!もうだめだァ!!」 巡洋戦艦型B「なにをしている攻撃の手を休めるな!!!」 またしても後方にいる戦艦型神姫の一群が味方もろとも巻き込むのも承知の上で砲撃を加えてきたのである。 1度ならず2度までも、味方を巻き込む非道な攻撃を行い続ける神姫たちに観客たちはブーイングを鳴らす。 観客1「お前らさっきからナニやってんだよ」 観客2「このクズヤロウ!!さっさとしとめろ!」 観客3「誤爆誤射ばっかりやんてんじゃねーんだぞ!!このダボォ!!」 観客4「こいつらさっきから味方撃ちしかしてねえーーーーー」 観客5「なにがしてーんだよ!!このクソヤロウ!!」 グラスやゴミをフィールドにいる戦艦型に向かって投げつける観客たち。 オーナー1「うるさい!野次馬ァ!!」 オーナー2「黙れ黙れ!」 オーナー3「どーしようが俺たちの勝手だろ!」 オーナー4「戦いに誤射誤爆はつきものだろが・・・ボケが!」 オーナー5「装甲戦艦!!副砲撃て!!!あの野次馬連中を黙らせろ!!」 装甲戦艦型B「了解、モクヒョウ カンキャクセキ 撃ちかたーーーーーーーーーはじめ!!」 あろうことか、戦艦型神姫のうちの一隻が観客席に向かって副砲で発砲しはじめたのである。 ズンズンズズン!! 観客1「うわあああああああ!!撃ってきたぞ!!」 観客2「キャアアアアアアアアア!」 観客席の2階の中央のテーブルに砲弾が命中し、料理が爆発して飛び散る。 ドガアアアン!! 2階の観客席で春日たちの戦いを観戦していた神代の顔にべちゃっりとケーキのクリームが降りかかる。 脇に立っていたルカが悲鳴をあげる。 ルカ「きゃああ!!マスター大丈夫ですか!!」 神代が顔に付いたクリームを手で拭き取り舌でぺろっと舐めて片つける。 神代「大丈夫だ、問題ない」 バトルも観客席も戦艦型神姫の無差別な艦砲射撃で大混乱になる。 司会者の東條があわててマイクで放送を行なう。 「観客の皆さんはフィールド上の神姫にモノを投げないでください!!フィールド上の神姫は観客の皆さんに攻撃しないでください!!危険です」 フィールドにいる戦艦型が反論の激を飛ばす。 巡洋戦艦型A「最初に攻撃してきたのはアイツラだろ!!これは正当な反撃行為!自衛のための防衛行動だ!!」 装甲戦艦型B「戦艦に喧嘩売るとは上等じゃねえか!!ぶっ殺すぞ!!!!」 観客3「こいつらなんとかしろよ!!」 観客4「危ない!!危ない!!危ないよ!!」 観客5「おまえらは一体誰と戦ってんだ!!このボケカス!!」 春日はアッハハハと大声を上げてパンパンと手を叩いて喜ぶ。 春日「すばらしいこれこそ混乱だ!!戦場に混乱はつきもの!!最高じゃないか!!」 リカルダ「さあて・・・と残りはC集団のみ、ちゃっちゃと終わらせてやろう」 リカルダはヒュヒュンとナギナタを振り回し、突撃する用意に移る。 戦艦型神姫の一群と戦車型、砲台型が多種多様な砲口をリカルダに向ける。 戦車型A「パンツァー1より全パンツァーへ、敵は高速戦闘に特化した航空MMSだ、対空榴弾装填!!穴だらけにしてやれ」 戦車型B「パンツァー2了解」 戦車型C「パンツァー3了解」 戦車型D「パンツァー4了解」 砲台型A「砲撃モードに移行!焦るなゆっくり狙って確実に当てろ!」 砲台型B「畜生!ブチ落としてやる」 砲台型C[負けネーゾ] 重装甲戦艦型「全艦、全砲門開けェ!!火力で磨り潰せッ!!!!」 巡洋戦艦型A「火力とパワーはこちらの方が上だ」 装甲戦艦型A「一億円は俺のものだ」 巡洋戦艦型B「くそったれ、やってやる」 装甲戦艦型B「蜂の巣にしてやる」 ギラギラと目を光らせる大砲を主兵装備とする武装神姫たち 。 戦艦型神姫は巨大な体に据付けられた主砲をゴリゴリと動かす。一撃でも命中すれば神姫を粉々に粉砕できる強力なレーザー砲を搭載し、全身に対空機関砲とミサイルを装備している。単純な火力だけでは戦艦型神姫は最強クラスの戦闘能力を有する。また分厚い装甲に守られ、撃破するのは非常に困難だ。 戦車型神姫は戦艦型とはいかないまでも、強力な戦車砲とそれなりの厚い装甲を備えている。また何台かの同型の戦車型とコンビを組んで安定している。 砲台型もがっしりと地面に腰を下ろし、砲撃モードに移行し、優秀なFCSによって高い命中率と速射性能を有した滑空砲を搭載し待ち構える。 大型の戦艦型神姫、中型の戦車型、小型の砲台型のバランスの取れた鉄壁の布陣で、リカルダを待ち構える20機あまりの重武装の神姫たち。 リカルダとは対照的に、機動性を完全に最初から捨てて、がっしりと待ち構える神姫たちに隙はなかった。 こいつらは、味方ですら遠慮なく攻撃する下種だ。だが、その分勝つことには躊躇せず破壊的なオーラを纏っていた。 間違いなく強敵、そう感じ取った春日は内心、ほくそ笑んでいたが、命令を下す。 春日「大砲屋風情が調子に乗るなよ・・・リカルダ!!遠慮はいらん!!攻撃しろ!」 リカルダ「イエス、イエスマイマスター」 ぐっと身を固めるリカルダ。 さっきまで野次を飛ばして騒いでいた観客たちも一斉に押し黙る。 そしてひそひそと話し声がもれる。 観客1「まさか本当にあの砲火の前に突っ込むんじゃないよな?」 観客2「ありえんだろ?あの完璧な布陣になんの策もなしに突っ込むのは自殺行為だ」 観客3「あの陣形は点や線の攻撃なんて生温いものじゃない、面での攻撃だ」 観客4「面制圧か・・・この猛砲撃を掻い潜って奴らを殲滅できるとしたら、文字通り化け物だ・・・そんな神姫がいるのか?」 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>[[]] 前に戻る>「敗北の代価 10」 トップページに戻る
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デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報親密度Lv1親密度Lv100 ブーストステータス 覚えるパッシブスキル一覧早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 神姫固有武器補正得意武器 不得意武器 神姫考察攻撃力 防御力 機動力 総評・運用 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー 島田フミカネ(ストライクウィッチーズ、メカ娘等) 声優 茅原実里(涼宮ハルヒの憂鬱:長門有希、みなみけ:南千秋、らき☆すた:岩崎みなみ、他) 神姫解説 他社最新モデルに対抗する為、3rd規格の素体をベースにアップデートされたストラーフ系最新モデル。新モデルではクロスレンジにおける機動力、回避能力の向上に重点が置かれた設計へと変更。AI設定はやや気難しい性格だが、信頼関係を築けばオーナーの心強いパートナーとなっている。 名称:悪魔型ストラーフMk.2(あくまがたすとらーふまーくつー) メーカー 素体:FRONT LINE 武装:FRONT LINE 型番:FL017 (FLO17とする記述も) フィギュア発売:2010年7月15日(バトルマスターズ同梱)/2011年9月22日(フルアームズパッケージ)(バトルマスターズMk.2同梱) (初期モデルのストラーフは2006年9月7日発売) 主な武装:コート、コーシカ(短剣と小剣。バトコンではどちらも片手斬撃武器) ディーカヤコーシカ(コートとコーシカを合体させた双剣。手裏剣かブーメランのように投げて使うとされたか。バトコンでは投擲武器) クルイーク(フルアームズパッケージで新しく追加された小型パイルバンカー。バトマスではなぜかダブルナイフに分類されていて、その流れかバトコンでも双斬撃武器として実装されている) グリーヴァ(リアユニットに背負っている太刀。バトコンではリアパーツ) ジーラヴルズイフ(ラヴィーナで新しく追加された巨大な拳銃。そちらの解説によると、クロスレンジで敵をぶち抜くための追加武装とのこと。バトコンでは防具用武器) ローク(両刃の剣先とガトリング砲門を備えたシールド。バトマスではパイルバンカーに分類されていて、その流れかバトコンでも防具用武器として実装。シールドとしてカテゴリ別けされることはなく、ガトリング部分も未だに未実装の不遇な武装) ウラガーン(パーツの組み替えで生成する、前進翼の攻撃機。名前はロシア語で「暴風」の意味。フィギュアではガトリング砲門を3つ備えているが、シリーズ通して再現されていない。バトコンではアクティブスキル使用時に拝見できる) 通称「黒子」「黒子Mk.2」「くろにー」。 FRONT LINE社のベストセラー機種ストラーフ系列の最新モデル。 重装甲と打撃力で猛威をふるった初期モデルだが、エスカレートする合体武装や超高機動型など神姫バトル初期には存在しなかった他社最新モデルに対抗する必要があった。 これまでは相手の攻撃を受け止めつつ反撃するスタイルであったが、新モデルではクロスレンジにおける機動力、回避能力(体術)の向上に重点が置かれた。 また、新装備のガトリングシールド「ローク」をコアとして各アーマーパーツを組みつけることで攻撃機「ウラガーン」を形成。本機の苦手とするミドル~ロングレンジでの攻撃をサポートする役割を担っている。 本機は随時、仕様のアップデートを行っており、2041年においてはロールアウト時と比較してより多彩な武装が追加されている。 新たな装備としてバリエーション機であるラヴィーナ(FL017/L)で採用されたハンドキャノン「ジーラヴルズイフ」、マフラー状の複合センサーを導入。更に外付けブースターやパイルバンカー「クルイーク」などのパーツを追加したことで総合的な格闘能力を向上させている。 長大な刀「グリーヴァ」によるリーチと、敵急所を正確に狙う身体コントロール能力を持つが、単純なパワー比べでは初期モデルにも劣っており、オーナーの戦術が問われる玄人好みの神姫である。 実神姫(ノーマル版/フルアームズパッケージ版)の入手関係にまつわる問題はアーンヴァルMk.2の項を、リペイント版についてはラヴィーナの項を参照。 メインビジュアルにいるだけあって、公式媒体に於いても各ゲーム版で皆勤賞。発売時期の問題でコミック媒体各作品には登場しない(初代ストラーフは登場)ものの、アニメでは主役級レギュラー「ヒナ」としてお馴染みの神姫である。 そして、当然のように2024年のパチスロ版にも相方共々メインビジュアルから登板しているのだが、こちらのキャラグラフィックモデルが本作のものよりも幼めなイメージである事から違和感を感じてしまったユーザーも少なからずいる模様。 余談になるが、このフルアームズ版ラヴィーナが、コナミ内製のフィギュアが一般販売された武装神姫の掉尾を飾っている(2012年3月15日)が、新作ではなくリデコリカラー品であるため、その一ヶ月前(同年2月23日)に発売されたフブキ/ミズキ弐型を「最後の武装神姫」として挙げる声もある。 ただし、武装なしの素体だけであれば、2016年にアニメ版Blu-ray BOXの購入者特典として復刻生産されたもの(ヒナ名義)が少数存在するが、細部が当時品と若干異なっており、これはこれで物議を醸した。 性格 今までの作品では非常にストイックな性格で、クールで辛口な物言いだったが、バトコンではクールな面を出しつつも周りに距離を取られていることを気にしたり、知った情報を鵜呑みにしてしまう、思ったことは隠さず喋ってしまう等紹介文の気難しい性格というより、素直すぎて何処か放ってはいけない性格となっている。 ただ、バトル時に厚い一面を見せてくれるのは相変わらず。 なお、アーンヴァルMk.2が旧モデルとほとんど人格パターンが変わらなかった事に比べ、こちらは所謂「ボクっ子」であった旧モデルから大幅に改変されており、従来からストラーフを愛用していたオーナー間に少なからぬ論議を巻き起こした。 おそらくアニメ版のヒナから性格をある程度フィードバックしたものかと思われる。 セリフ一覧 + マスターと話すのはとても楽しい。 ログイン時 通常(朝) おはよう。また会えたな。今日もよろしく頼む。 おはよう。今日は随分と早いんだな。 通常(昼) こんにちは。ランチは終わったか?バトル前の腹ごしらえは大事だからな。 こんにちは。よし、私の実力を見せてやろう。 通常(夕) こんにちは。さあ、トレーニングを積んで差を付けよう。 こんにちは。もうすぐ日が沈みそうだが、まだまだ戦う時間はありそうだぞ。 通常(夜) おかえり。さあ、何がしたい?最大限に応えよう。 こんばんは。夜も付き合ってもらえて嬉しいぞ。 通常(深夜) こんばんは。こんなに遅くまで一緒に居れて嬉しいよ。 こんばんは。夜も遅いが、トレーニングならいつでも付き合うぞ。 年始 マスター。今日はお餅を食べる日なんだろう?のどに詰まらせないように気をつけて食べるんだぞ。 (ボイス) あけましておめでとう。バトルに臨むにはいい機会だ。今年もよろしく頼む。 バレンタイン 何も言わずに、このチョコを受け取ってほしい。何も言うなと言ったが、嬉しいそうな顔くらいしてもいいんだぞ… ホワイトデー ホワイトデーか…。お返しは最高級の武装で良いぞ。 エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑くなってきたな。トレーニング後に負荷が掛からないよう、こまめに水分を取るといいぞ。 水着キャンペ ただ今期間限定イベント、開催中だ。特別に水着を着なきゃいけないようだ。まあ、期待はほどほどにな? 七夕 七夕か。いいだろう、私が(プレイヤー名)の願い事をかなえてやろう! ハロウィン ハロウィンがどんなイベントか知らないが、まぁ、楽しそうだからきっと目出度いんだろうな。 冬季 寒くなってきたな。身体を冷やさないよう、早速バトルであったまるとしようか。 クリスマス (プレイヤー名)。悪魔型のあたしのところにもサンタクロースは来てくれるだろうか? (ボイス) メリークリスマス。悪魔型のあたしが言うのもなんだが…きょ、今日は、ずっと一緒に過ごせると、嬉しいな。 神姫の発売日 オーナーの誕生日 誕生日おめでとう。一緒に過ごせて嬉しいよ。素敵な1日になりますように。 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (プレイヤー名)、呼び方を変えてみるのはどうだろうか?戦いにおいてお互いの呼び方は大切だからな。 (→決定後) (プレイヤー名)だな。いいだろう。これからはそう呼ぼう。 レベルアップ後 MVP獲得 3連勝後 親密度Lv5後 (プレイヤー名)。あたしは悪魔型なんだが、そもそも悪魔型って名前のイメージがあまり良くないと思わないか? 親密度Lv10後 どうもここのところみんなに怖がられている気がしてな…。きっとこれも悪魔というイメージがよくないんじゃないかと思うんだ。 親密度Lv20後 (プレイヤー名)は別にそう思わないのか?そうか…。それはうれしいんだが、やはり世間のイメージはそうじゃない気がするんだ。 親密度Lv30後 世の中には悪という要素も必要だというがそれを悪魔型だからってあたしが背負うというのもなんだか割に合わないしな…。 親密度Lv40後 というわけで、(プレイヤー名)!イメージチェンジをしてみたいんだが、何かいいアイデアはないか? 親密度Lv50後 イメージチェンジといっても今のイメージからガラリと変えるのも難しいな…。手始めにまずは表情の変化からか なるほど…。 親密度Lv60後 やぁ、(プレイヤー名)!今日はとってもいい天気だな!こんな清々しい日は思いっきり身体を動かして楽しもうじゃないか!あっはっはー! 親密度Lv70後 何…?感情が一定でただの棒読みになっているだって…?そ、そんなバカな!やはりあたしにはイメージチェンジなんて無理なのか!? 親密度Lv80後 (プレイヤー名)!何かいいアイデアはないだろうか? こんなあたしでもイメージを一新できる秘策でもあれば…?何、任せておけだと!本当か!? 親密度Lv90後 ふふふ、(プレイヤー名)の笑顔とってもかわいいね。あたし、あなたがいないとダメかも!…ってこれは悪魔というか小悪魔ではないのか?! 親密度Lv100後 今のままで魅力的だから周りの目なんか気にするなって? な、何を急に!?…そうか、悩む必要なんてなかったな。あたしは(プレイヤー名)だけの悪魔でいるよ。これからもずっとな。 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) (プレイヤー名)。せ、せめて他の神姫が見てないところでしてくれないか…?さすがに恥ずかしいぞ。 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 (プレイヤー名)はあたしの戦い方を理解しているか?剣と名のつくものは得意だから是非戦略に生かしてほしい。 武装カスタム 戦闘力Up時 これがしっくり来るな。 武器LvUP時 戦闘力Down時 本当にこれで行くのか? 素体カスタム 親密度LvUp時 これは、まだまだ強くなれそうだ 限界突破時 出撃時 キャラ入れ替え いつでも行けるぞ。 バトル開始時 さっさと始めよう。戦場に言葉は要らない! 強い相手は大歓迎だ、君達がそうだと願うよ。 → どれほどの力を持つ相手か、楽しみだな。 バトル中 撃破時 やったぞ! 目標撃破! コンテナ入手時 被弾時 良いハンデじゃないか オーバーヒート時 スキル発動時 (能力強化系)体を強化する! (HP回復系)絶対勝つ! (デバフ系) (攻撃スキル)まあまあ強かったが、ここまでだ (チャーミークリアボイス)強い相手は大 歓 迎 だ!楽しませてくれよ? 被撃破時 まさか…!あたしがやられるなんて…。すまない…。 このあたしが…こんなところで! 次出撃時 まとめて掛かってくるがいい! サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 完勝だな、私たちの相手としては物足りなかった やった!全てが上手く行ったな、最高の気分だ → 遠慮はいらない、存分に褒めてくれて良いんだぞ 2位以下 → 3位 → 4位 → カラフルコンダクト 見せつける優れた戦い方 (2021/09/07~) マスターと二人で道を究めよう 見せつける優れた戦い方(実装当初の歌詞と同じ) 遠慮などいらない誉めていいぞ コンテナ獲得時 1位 プレゼントだ、受け取るが良い 2位以下 だが、報酬だけは死守した。次こそは必ず LvUP時 神姫親密度 もっと頼っても良いのか? マスターレベル 神姫ショップお迎え時 はじめまして。使いこなすのは大変かもしれないが、見合う実力は保証しよう。 はじめまして。やっと出会えて嬉しいぞ。よろしく頼む。 ゲームオーバー時 今日は楽しかった。また会えるのを楽しみに待ってるぞ。 その他 + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 …あたしの聞き間違いか?今、リセットって言ったのか? はい を押す 本気なのか!ここまでの成果を全部捨てるって事だぞ!今ならまだ間に合う、考え直すんだ! はい を押す(二回目) そうか…もう少し一緒に戦いたかったが…次出会う私とはもっと上手くやるのだぞ…さよならだ… リセット完了 はじめまして。やっと出会えて嬉しいぞ。よろしく頼む。 リセット取消 はぁ~、脅かすんじゃない!良い趣味とは言えないぞ! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・主(あるじ)・アニキ 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 80 65 90 300 100 R 85 70 100 350 120 SR 90 75 120 400 140 UR 95 80 140 450 160 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - ブーストステータス 1/s ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 ブースト回復量 ジェム回収展開速度 N 940 105 50 20 90 170 3300 R 1030 125 70 40 110 3320 SR 1120 145 90 60 130 3340 UR 1210 165 110 80 150 3360 覚えるパッシブスキル一覧 モード オブ サタンストラーフ専用パッシブ一定の確率でクリティカル・クリティカル防御アップ 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ジェムの出す量軽減[小]敵に攻撃された際に出すジェムの出す量を少なくする クリティカル発生アップ[小]クリティカルが出る確率が上がる 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル よろけ軽減[小]よろけの行動不能時間が短くなる 追加ダメージ軽減[小]敵からの追加ダメージを軽減する 全能力アップ[小]全ステータスがアップする *要限界突破(L110) 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる *要限界突破(L120) 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル スピードアップ[小]移動する際のスピードアップ 追加ダメージ軽減[小]敵からの追加ダメージを軽減する ブーストアップ[小]ブースト速度が増加する *要限界突破(L110) 溜め威力増加[中]溜め攻撃の威力が上がる *要限界突破(L120) 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル よろけ軽減[小]よろけの行動不能時間が短くなる ため時間減少[小]ため時間を減少する ため威力増加[小] *要限界突破(L110)ため攻撃の威力を上げる ブースト最大値アップ[中] *要限界突破(L120)ブーストゲージの最大値を上げる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +35% 片手斬撃武器・双斬撃武器 +30% 両手斬撃武器・片手ライトガン 不得意武器 -30% 腰持ちヘビーガン・肩持ちヘビーガン 神姫考察 攻撃力 素のATK値の高さにパッシブスキルの攻撃力アップにクリティカル発生アップ、晩成型のため時間減少に専用スキルと、攻撃面は最高峰。 防御力 素のDFE値は高めだが、直接関わるパッシブスキルが追加ダメージ軽減によろけ軽減と恩恵が少ない。 機動力 ダッシュスピードはごく平凡なのに燃費が悪いので、総合的な足回りは最悪な方。ブースト面でカバーは必須。 総評・運用 アーンヴァルMk.2の対になる形として一緒に開発・発売されたのもあって、武装神姫というコンテンツの看板神姫を長らく勤めている。自身の武装はほぼ全て得意武器として設定されているという、幅広い対応力も同じ。 ジーラヴズルイフがある防具用武器(遠距離)は得意ではないのに注意。 また、クロスレンジでの戦闘力向上という文面通り、片手斬撃武器と双斬撃武器の補正が一回り高くなっているのも特徴。他の神姫と差をつけるならこの二つを軸に装備することになる。 ただ神姫素体と武装にダッシュ消費量増加ブースト回復量増加のマスクステータスが設定されている。端的に言うと回復が速いが消費も速い。よって切り返しの多い機動力戦は苦手。本来の設計は… 普通に扱うと痛い目に遭うので、この神姫専用の戦法を意識する必要がある。 余談だが、バトロンバトマス時代の性格は中々気難しい性格だった。それが今作になって性格が大幅に変更されたが、その際に扱いにくいところはマスクステータスに移ったようだ… 専用スキルの発動率は約20%。効果上昇量は不明。 正直あってもなくても変わらないのが残念なところ。ATK値とクリティカル発動率を同時に上げてくれるホワイトデー緑武装の存在が救いか。 足回りはどうやっても他神姫に数手遅れるので、それをカバーする長射程のフレグランスキラーを装備するか、IM&ヴィントシュトース+超硬タングステン鋼芯にロークやポーレンホーミングでどの距離でも危険な存在としてどっしり構えるのも手。 解放パターンは早熟型は典型的な防御型。通常型はオーバーヒートしやすいストラーフに嬉しいスピードアップ。晩成型は大ダメージチャンスを増やせるため時間減少。どれも一長一短なので、自身にあったタイプを見つけよう。 神姫攻略法 近寄らない。これが一番。 いつの間にかそばにいて超手痛いダメージを貰った、なんてことにならないように、常にレーダーでどこにいるか把握しよう。 特性上強引に詰めれる神姫ではないので、こちらが見ていれば手出しできなくなる。 冷静に片手ライトガンでタイマンで撃ちあう状況に持ち込まれると危険なので、とっとと離れて他の人にロックが向かわざるを得ない状況に持ち込もう。 お迎え方 稼動開始(2020/12/24~)から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.5.26 内容:専用パッシブスキルの説明文変更 日時:2023.8.7 内容:DEX、ジェム防御力、クリティカル、ダッシュスピード、ジャンプスピードを上方修正 コメント 装備一式を用いた場合の火力は相当なものになるけど機動力が最重要とされる現環境からするとちょっとミスマッチなのが悲しい。やりようはないわけではないけど -- 名無しさん (2021-01-21 00 46 38) 防具用武器が補正アリとの記述があった為、検証班スプレッドを確認、補正値はなかった為記述を訂正しました。 -- どどめ (2021-06-24 12 43 30) 名前 コメント
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は ま や ら わ 英 数 用語集 (は~わ・英・数) は [部分編集] バッカル マリーセレスのリアである、「アーク・E・トゥージス[A]+ハフ・グーファ」を装備することで使用可能なアクティブスキル。 大量の弾を敵に向けてバラまく。公式曰く、「当たればでかく、逆転できるロマンスキル」。 だがロマンスキルというだけあって、誘導がかなり弱い。具体的には横に歩いただけで簡単に弾が神姫の横をすり抜けるレベル。 一方硬直狩りに使うなら、非常に高い打点を「レーザー」などより安定して、タイミングさえ合えば確実に当てることが出来る。そのため、「体力回復」や「ゴールデンエンジェル」等モーション付きのスキル対策、あるいはスキル時に敵味方の神姫が動かないAIタッグバトルでの火力源として使われている。 この場合、アセンはバッカル無しでも戦える程度までチューニングする形が人気。体力回復を使えばバッカルを当てられ、使わなければそのまま倒されるという二択を押し付けられるからである。 なおバッカル時の硬直に対してもバッカルを当てることが出来るため、バッカルを持つプレイヤーが同時に二人以上居るならどちらがバッカルを後出しするかというバッカルメンコチキンレースが始まる。 バニーガール武装 卯年の2023 1/1に実装された武装。網タイツとスーツの質感が艶かしさを醸し出している。 バニートレーはクリティカルとブーストゲージの回復が秀でた投擲武器、マスクステータスは優秀だが、遅い弾速と短めの射程、適正神姫の数に難があるカテゴリである為、人は選ぶか。 防具はヘッドのバニー耳、ボディ・レッグ・アームの一式のスーツ、リアのしっぽの三ヶ所で構成されている。 性能的は若干ダッシュスピードが早く、かつCHAが高めなのでスキルを用いた運用では非常に心強い。但し、若干ジェム攻撃力は下がってしまうので一式で運用する際は注意が必要。とはいえ総合的に見てもとてもバランスがよいので武器と比べるとかなり実用性が高い。 レイドボスバトル(第八回)では、レイドボスのバニーミラージュから赤いバニー耳とスーツ、金色のバニートレー(と、ついでに通常版と同じ仕様の尻尾)を手に入れる事が出来る。 バリステ、バリブレ アーティルの攻撃リア装備、バリスティックブレイズ[RW]の事。人によって略称のブレはあるが同義。 コンボ前提になるが発射数2発×2の高速でそこそこ威力の高いホーミングミサイルを放てるので、レイドボスバトルにおいてはWAVE1~2の雑魚散らしに甚だ有効。アセンさえしっかりしていればボスにも有効打を与えられる。 そうした事から(発射軌道の癖の強さと度重なる(レイドでの)ナーフにもかかわらず)、今でも愛用しているマスターは多い。 勿論ジェムバトルでも厄介で、中距離で足を止めようものならミサイルの雨が降ってくるので中々曲者。誘導の限界で近距離は安置なので、遠距離+このRW持ちと対峙した場合さっさと距離を詰めよう。 バレンタイン武装(2021) 2021年バレンタイン期間限定武装。 「バレンタインツインドリル」「バレンタインスーツ」「バレンタインパフスリーブ」「バレンタインシューズ」「チョコペン銃(両手ライトガン)」。 スキルゲージが溜まりやすくなったりジェム回収の展開速度が上がる等、マスクステータス面は優秀なものの稼動初期のイベント武装だけに目に見える数値面では控えめなスペックで、後から出てきたホワイトデー武装の陰に隠れてしまったが、2022年期間限定復刻時以降は対バグ補正が追加されている模様。 …だったのだが、どういう訳かレイドボスバトル(第六回)においては、他のイベント武装にプラス補正が付いたのとは対照的に下方されてしまった(これはバレンタインクラシックも同様。他に下方されたのは15th装備のアーンヴァル側くらい)。 バレンタイン武装(2022) 正式名称「バレンタインクラシック武装」。 2022年バレンタイン期間限定武装で「バレンタインキャンディツイン」「バレンタインクラシックスーツ」「バレンタインクラシックパフスリーブ」「バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズ」「バレンタインクラシックシューズ」からなる。 チョコレート色の、ウェイトレス服かメイド服を思わせるロングスカートが中心となるコーディネート。ダッシュスピードが若干速くなり、スキルチャージ・ジェム回収展開速度が上がる。対バグ補正を持つと明言されている……が、第六回では削除された。 頭と足の装備で発動できるスキル「私のチョコだけ受け取って!」は、自分以外のダッシュ・ジャンプ速度を大きく下げることができる。 周りのステータスを下げてこちらが追いやすい/逃げやすい状況を作るという点では「攻撃スピードダウン」に近い性能を持つが、発動モーションがある代わりに素の機動力で劣る相手への追いつきやすさはこちらの方に分がある。 武器はないが、前年度及び復刻のチョコペン銃が適切か。 なお、スカート+シューズ武装とシューズ武装は排他関係にある。RW装備を重視したい場合は後者で。 余談だがバレンタインシリーズのシューズで唯一クラシックのみガーターにナイフ(護身用?)が仕込んである。スカート付きだと分かりづらいがシューズ単品だと一目瞭然。セクハラが過ぎると投擲される…かも? バレンタイン武装(2023) 2023年バレンタイン期間限定武装。 「ビターパンクハートヘア」「ビターパンクハートヘア・オリジナル」「ビターパンクスーツ」「ビターパンクアーム」「ビターパンクブーツ」「ビターパンクスカート」。 どちらかといえばガーリー寄りの可愛さが追求されてきたバレンタイン武装シリーズだったが、今回はデザイン面でパンクな方向へとシフトしている。 性能は他神姫撃破時のオートジェム回収機能がある事をはじめジェムバトル寄りだが、スカートの半分がレザーバンド仕立てとなっているため“見える”のが最大のポイント。 ジェムバトルに持ち込むなら高火力射撃と相性が良いかもしれない。 なお実装当初武器は含まれていなかったが、ホワイトデー武装(2023)の実装時にこの武装と適合する色のネジバットが改めて実装されている。 ハロウィン武装(2021) ハロウィンイベント(2021年10月11日10 00~同11月1日10 00)限定配布武装。 マジカル★パンプキンヘッド3種類(Pink、Blue、Green)からなり、いずれも有用なアクティブスキルを持っている。こちらも参照。 某閃光のハサウェイの余韻冷めやらぬ時期に実装されたため、そちらにちなんで偽マフティー呼ばわりされることも。 ハロウィン武装(2022) 2022年のハロウィン(10月31日10 00 ~2022年11月21日9:59)限定配布武装。「まじょっこ」衣装はLP及びDEX高め、状態異常補正に微量のブースト回復と、全体的に耐久に振った性能。 武器は3発誘導弾を放ち、ダメージ系アクティブスキル付きの片手ライトガン「キャンドルロッド」。こちらもホワイトデー(2022)武装と同様、「ハロウィン武装に武器が存在しない問題」を解決している。 更に死神の鎌や前年のマジカル★パンプキンヘッド各色を持っていれば、それらしいコーデで楽しめる事だろう。 偶然なのかもしれないがこの時期に注目を浴びたアニメは昨年の偽マフティーと同じあのロボットアニメシリーズかつ名前は「水星の魔女」である。 ハロウィン武装(2023) 2023年のハロウィン(10月16日10 00~11月6日10 00)限定配布武装。前年の「まじょっこ」衣装のカラーバリエーションでDEFとCHAに振ったピンク、DEXに振ったブルー、ATKと近接耐性に振ったグリーンの三色。 武器はそれぞれの色の「パンプキンハンマー(両手打撃武器)」。 時を同じくして前年及び前々年のハロウィン武装も復刻されているので、全部集めるのはとても大変。 環境では「まじょっこ」ブルーの低レアが、ジェム自動会収能力の高さから大暴れしている。 武装貴族 ぶそうきぞく。e-passカードを作る時に設定する事が出来るが、どういった人々なのだろうか? 謎は尽きない……。 武装淑女 ぶそうしゅくじょ。武装神姫の女性マスターの通称。 これも、e-passカードを作る時に設定する事が出来る。 武装紳士 ぶそうしんし。武装神姫の男性マスターの通称で、一番良く知られる。 勿論これも、e-passカードを作る時設定する事が出来る。 ただ、ここで勘違いしてはならない点は、武装紳士といっても必ずしもその全てが「紳士」であるとは限らないという事。 本来はあってはならない事のはずだが、武装神姫界隈にも「紳士」の風上にも置けないような振る舞いをする者は数多い。派閥作りからの神姫関連商品の買い占めや転売行為、揚げ足の取り合いや蹴落としあい、誹謗中傷などがこれにあたる。 そして対戦ゲームである以上、残念ながら本作のマスター層もこうした悪しき風潮と、決して無縁とは言えないのだ… だからこそ「紳士」とは自ら名乗るのではなく、その品格を持って人から呼ばれて初めて得られる称号なのだという事を心に刻みたい。 その意味で、アニメ版の理人さんは立派な武装紳士といえよう。 ヘイト管理 現在のジェム数・スキル・次の神姫から、自分がどれほど狙われやすいかを把握し、ジェム回収量や相手との距離を調整すること。 基本的に、終盤順位が高いプレイヤーやガンガン攻撃するプレイヤー、戦場に近いプレイヤー、強力なスキルを持っているプレイヤーが、よく狙われる傾向にある。 最終的にアクティブスキルで逆転したい場合は、こちらのスキルで逆転可能な範囲のジェム数差で2位以下に付くようにすると、ヘイトを抑えて上手く逆転する準備ができる。 自分の編成では倒しにくい神姫がいる場合、そちらに高い順位を取ってもらって他のプレイヤーに倒してもらう……という風に応用することも出来る。 また敢えて棒立ち無抵抗になるなどでヘイトを高め、順番調整を試みる場合もある。 ホワイトデー武装(2021) 2021年ホワイトデー期間限定武装(2022年にも期間限定で復刻)。別名「バレンタイン武装リペイントVer」。 その名の通りバレンタイン武装のカラーバリエーションでブルーとグリーンの2種類が存在するが、数値上の性能的にはオリジナルを総じて上回る。 但し、マスクステータスでは青はスキルゲージの溜まりアップが削除、緑は若干とはいえジェム回収展開速度が下がるペナルティが付与されてる為一長一短か。 対バグ補正についてはバレンタイン装備同様付与されている。 ホワイトデー武装(2022) 2022年ホワイトデー期間限定武装。基本的にはバレンタインクラシック武装のリペイント版(青・緑)だが、髪飾り「ホワイトデードーナツツイン」にはピンクカラーが追加されて3種類になっている(キャンディツインまたはツインドリルと、どれを選ぶかはお好みで)。 頭と足の装備で使えるアクティブスキル「お返しは私だけ!」は、「私のチョコだけ受け取って!」のデバフ効果をターゲットしている神姫にのみ掛かるようにしたもの。 特定の一人を全員で倒さないといけない局面なら、ターゲット以外の神姫の機動力はそのままなのでより強い効果を発揮できるだろう。 一方自分が逃げ切る局面だと一人にしか効果を及ぼせない+発動モーションがあるのでイマイチ。攻めきるためのスキルと割り切ろう。 また、「キャンディハンマー(両手打撃武器)」が武器として追加された。こちらにも青・緑の他ピンクが追加されており、バレンタインクラシック武装の「武器が存在しない」という問題を補完している。こちらのアクティブスキルは全方位攻撃。 ホワイトデー武装(2023) 2023年ホワイトデー期間限定武装。 基本的にはバレンタイン武装(2023)のリペイント版(青・緑)で、ジェムバトル寄りの性能も“見える”事もそのまま。名前は原典の「ビター」を「スイート」に変更している。 ただし、こちらは撃破時ではなく攻撃命中時に自動回収(青・緑共通)である為、より汎用性が高い。この効果は複数箇所装備すればより高くなるが、この武装シリーズ自体ジェム攻撃力に少しマイナス補正があるので、装備しすぎると却ってジェムが取れなくなるという罠がある。 よって、一式装備せずに1~2箇所くらいで抑えるといいかもしれない。 更に、釘ならぬ「ネジバット」が武器として追加。こちらはジェム自動回収能力はないものの、レアリティごとに色が異なる変則的バリエーションモデルとなっており、バレンタイン武装(2023)のカラーも含まれている。 ま [部分編集] 捲り ジェムバトルの勝ち方のうち、逆転されないようなタイミングに(特に攻撃・強化スキルで)ジェム数を変動させ、そのままゲーム終了を迎えるものの総称。 この勝ち方をしたいのなら、最後の神姫出撃時間〜スキルを使うギリギリの時間まで、自分チームは2位以下かつスキル1発で1位を追い越せるようなジェム数になるようジェム回収量を調整しよう。 まこしら ミズキの片手斬撃武器「忍刃刀"風花"(金)」とレッグ「忍脚絆"白鳳"」を装備することで発動できるアクティブスキル、「秘剣・真白拍子」のこと。 攻撃内容は目の前を一段攻撃で斬りつけるシンプルなもの。威力もかなり低いのだが、最大の特徴は恐ろしく早い発生。 スキル発動の表示が出るか出ないかのタイミングで判定が出るため、基本見てからだと対処が間に合わない。この特性から、特に初見殺しとして強く働く。 判定自体も横方向には神姫2〜3体分ほどあるので、格闘戦中の他プレイヤーをまとめて巻き込むことも出来る。 欠点は突進距離の短さと威力の低さ、また武器自体のスキル回収率の低さ。神姫1〜2人分しか踏み込まないので、近寄らないと打ちにくい。また威力が低いので、相手を撃破して撃破時の放出ジェムを回収しないと一発辺り4〜500ジェムしか稼げないこともザラ。装備と出撃順を工夫しないと低レアリティならろくに打てないこともある。 対策としては、まこしらを持っているプレイヤーがいるときはあまり密集しない(ジェムを一人占めしやすい状況を作らない)、打つことを読んで事前にガードしておく、体力に余裕のある状況で詰めてまこしらを吐かせる、まこしらで誰かが撃破される状況を作らないなどがある。 ちなみに「武装神姫BATTLE RONDO」では、長めの貯めの後踏み込み3回斬りつけるというアクションだった。 ちなみに上の記述は2回下方修正がなされたあとの話。元々は攻撃力も高く、武器のスキル回収率も高かった。 2022/08/03に3度目の下方修正をされた。巻き込みの範囲が狭くなり、攻撃力と武器自体のジェム攻撃力が低下。一人に当てただけだと150ジェム程度しか回収できなくなり、また慣性移動で飛び込んでスキルを当てることが難しくなった。 水着シリーズ グリアロ・シリーズから派生した、どこからどう見ても水着。 2020年夏実装の「悪魔の黒ビキニ」「天使の白ビキニ」に始まり、2021年夏には「キューティドットフリルビキニ」「キューティフリルビキニ」「スポーティストライプビキニ」「スポーティビキニ」「セクシークロスワンピース」「プリティフリルワンピース」、更にアニメ版から主役級神姫4人が着た水着がそれぞれ実装された。アームとレッグは同時期に実装されたネイキッドが良く似合う。レッグはグリムアロエの靴も良いだろう。 特筆すべきは、アニメ版"ヒナの水着"の派生版である「○○の水着」。なんとニックネーム(デフォルトなら神姫名)が胸に印字される紳士仕様。更にbodyサイズも反映される(オリジナルはヒナのbodyサイズ準拠) なお、日焼け肌になれるビキニ3種はミラージュ武装にあたる。 ミラージュ武装 レイドボスバトルにおいて、ミラージュ・シリーズを撃破するとドロップする武装の事。いずれも強力だが癖が強い。 公式曰く「ミラージュではないので本来の力は発揮出来ない(要約)」と公言されている。 + ジャンルとしてかなり巨大化したため、ここに折り畳む。 レイドボスバトル(第三回)にて2022/3/9より武器のみ実装されたのが最初。[W(ホワイト)]と[B(ブラック)]の二色で各色のミラージュを撃破すると対応した色の武装をドロップする。始めから出しとけよというツッコミは野暮か… リューベック・シュタインは一見太い槍に見えそうだがこん棒(両手打撃武器)である。こちらはアクティブスキルが[B]で両手打撃で唯一攻撃スピードアップが使える位で、大して特別感もなくごくごく普通で全方位攻撃が使えるキャンディハンマーの方が個性が立っている…と思われていたのだが、 お散歩モード実装による研究において白の場合NとR、黒の場合SRとURが見た目に反して叩きつけにインチキめいた広い横方向への攻撃判定が存在している事が判明。 ジェムバトルやレイドのWAVE1〜2では思わぬ巻き込みを狙えるポテンシャル自体はある様だ。 注目すべきはFB256 1.2mm滑腔砲二挺。元々は腰持ちヘビーガンである物を二挺持ちするという見た目のインパクトも凄いがなんとこの武装、[W]は元武装に同じく爆風が付き、[B]はボレアスよろしくレーザーが放てる。威力は流石に双ライトガン相応に抑えられているがどちらも元々は隙の大きい武装なので、それを双ライトガンのモーションで撃てるのは唯一無二であり、射程もボーンスナイパーライフル程度あるので、活かせれば強い。 但し、装弾数が4しかないのとリロードが他双ライトガンより若干遅いので注意。 第四回ではホワイトミラージュに代わって登場したナイトミラージュから「バルムンク(夜)」「ケイローン(夜)」のどちらかがドロップ(特に後者は本来プロキシマの装備であるため、彼女の参戦フラグとも推察されるが…)。 更に2022/06/08のアプデで「ナイトマント」が追加された。 ちなみにブラックミラージュは引き続き登場するため、第三回での“入手激渋問題”は解消されている。 第五回では新たに登場したサマーミラージュから、多彩な武装がドロップするようになっている。必見はピンク・青・緑と3種ある水着で、装備すると日焼け肌になるおまけ付き。 しかし、そもそもこのサマーミラージュ自体が前回のナイトミラージュ同様レア枠な上、全体的にコンテナの出現率が渋くなったため、装備集めがより苦行となってしまった(通常枠になったナイトミラージュのドロップが楽になったのは、せめてもの幸いか)。 第六回では実装当初はホワイト&ブラックミラージュ、アプデ後はサマーミラージュの装備を入手できるようになったが、他のレイドボスとの兼ね合い上出現率がどうしても低くなるため、特にサマーミラージュのドロップ品集めについては相変わらず苦行のままである。 第七回では新たにオータムミラージュが登場。これまた体操服装備をはじめ多彩な装備をドロップするので全部網羅するのは大変。 更にサマーミラージュがレア枠で続投となったはいいものの、こちらも相変わらずの苦行っぷりだったりする。 第八回に登場したバニーミラージュは、2023年正月のバニー武装のカラバリをドロップする(バニーガール武装を参照)。このミラージュ自体かなり煩わしい相手であり、苦行ぶりも健在。 第九回に登場したフレッシュミラージュは、春めいたワンピースとパラソルを中心にした武装を落とす。こちらも最初からなかなかの苦行ぶりだったが、2023/06/12のアプデで更にPink Ver.が追加されて苦行ぶりに拍車が掛かっている。 なお、ミラージュではないが第十回(復刻)に登場した大型バグ・オメガは、フレッシュ装備のYellow(前半)及びBlue Ver.(後半)を落とすが、もう一方のボスである闇神姫ばかりが出るような事もあったりするので、集めるのはやっぱり大変。 愛で専 公式による特定のプレーヤー層への呼称。字面から(神姫を)愛でる専門のマスター達と推測される。 武装変更によるコスチュームの着せ替えを楽しんだり、神姫ハウスでセクハラコミュニケーションを楽しんだり。フォト機能でお気に入りのショットを撮ったり…と、何もバトルで勝つばかりが全てではない。 神姫を扱うゲームの性質上、こういう楽しみ方もあるのである。 や [部分編集] 浴衣アーマー 2022年夏季限定武装。全身装備の「ゆかたアーマー」4種(爽・涼・葵・雅)と対応するヘッド装備「髪飾り」、片手斬撃武器「バトコンうちわ」3色からなる。 モーションにより浴衣の柄が著しく伸びる事もあるが、気にしてはいけない。 ちなみに「ゆかたアーマー」各種は、嘗てワンダーフェスティバル2010[冬]の折、実神姫用として公式販売されたもの(うちわと下駄も付属するが、塗装などの作業が必須となる。今ならバトコンうちわを作れるかも!?)。 横吸い 他のプレイヤー同士が争っている所に向けてジェム回収を行い、被弾・被撃破で放出されたジェムを他のプレイヤーに回収される前に回収する技術・戦術。 この戦術の強いところは、他プレイヤーに攻撃のリスクを一方的に背負わせて、自分はジェムを回収し勝ちに近づくことが出来る点。 CPU相手にこの戦術を取ってみると分かりやすい。他CPUの被撃破表示がどんどん出るにもかかわらず、自分の神姫はノーダメージで首位になることが出来る。 近接武器でも横吸いは出来るが、ある程度近づく必要があるため被弾リスクの軽減幅が小さい。一方、回収範囲が円形のため、近距離で横吸いした際のジェム回収量は射撃と比べてかなり大きい。 射撃武器は距離をおいてジェムを回収することが出来るため、こちらが攻められても時間を稼ぎやすい。しかし回収範囲が扇形のため、横吸いで回収できる量に関しては近接に劣りがち。 横吸い自体はどんな武器・編成でも行えるが、横吸いに特化した編成にすることも出来る。そうした場合の難点は、直接戦闘力に欠けるため徹底してロックオンされるか、それでなくても他プレイヤーに戦闘を控えられるとジェム回収能力が大きく落ちるところ。 N×3の編成は横吸いに重点を置いている可能性が高いので、相手取る時はある程度意識しておこう。 ら [部分編集] 零神 本来は「れいじん」と読む。しかし実装当時からプレイヤー間では「ぜろしん」と読ばれ、運営も「れいしん」と言ったりと、中々本来の名前で呼んでもらえない。 スカイガールズとのコラボイベント(2021.2/1~2021.3/31)中に配布された武器。 その実態はかなり特殊で、装備するとヘッドパーツから武器まで全て専用の武装に置き換わるというもの。これを装備中に他の武装を装備することはできないと、実装から現在までここまで大掛かりな武装はステクロ武装程度。 かなり特殊な武装が、近接タイプと遠距離タイプの二種類同時実装されたが、めでたくそのどちらも実装初日から環境トップを飾ったが、その後のひと騒動を経て現在はすっかり影が薄くなっている。 + その経緯はこちら まず零神本体の性能だが、まず圧倒的ダッシュスピードが挙げられる。空中を飛べば他の飛行リアの二倍近いスピードを叩き出す。現在はこれと同等かそれ以上のスピードは念入りに準備すれば出せるが、稼動して二ヶ月ちょっとのゲームバランスでこのスピードを武器一つ装備するだけで出せるんだから当然零神以外置いてけぼりになった。 機動力以外のステータスも優秀で、今でこそインフレによって相対的に平均クラスに落ちてしまったが、実装当時は(以下略) 肝心の武器も優秀で、まず近接タイプのMVソードだが、カテゴリ中当時最高クラスの性能を見たまんまの当たり判定で、超機動力で振り回しに来るのだから当然逃げ切れないし他の近接武器全てをお蔵行きにした。 ただ武器以外の性能は遠距離版と全く同じなので、ゲームシステム上遠距離版に全く対抗できなかったが、零神以外の遠距離武器には問題なかった。 そして遠距離タイプのアンチマテリアルライフルだがこれもご丁寧にカテゴリ中当時最高クラスの弾を、当時最長射程で、両手ライトガンの感覚で撃ってくるのだからそりゃ(略) しかも低いレアリティ程コスパが良い調整をされている&NNN編成がまだ強かった次代なので、倒してもたいして美味しくないとそりゃ(ry マスクステータスにマイナスがほぼなく、そのマイナスも被弾した際に出るジェムの量がかなり多いというもの。当たらなければどうということは無いができる零神にはあってないような調整で、当時は「零神に対抗できるのは零神のみ」とも大真面目に言われるほど。 さらに他の部位を内包してるシステム&武器カテゴリーなので、これ一つ強化すれば全部位強化されるというお財布にも優しい仕様(この仕様自体は現在も変わらずある)。 そんな実態なのでみんなこぞってプレイするが、これがまたイベント特有の超低ドロップ率かつ理論上レア度Nのアンチマテリアルライフル一択なので、当然入手できなかった大多数の人が零神に狩られる状況がしばらく続くことになり、持ってない→入手しに行く→零神に狩られる→低順位で報酬が少なく零神が手に入りにくいと負の連鎖。 「持って居なければ試合にすらならない」と大荒れ。 そんな中運営が「最強武装なので是非手に入れよう!」とtwitterで宣伝するもんだから軽い炎上騒動に。 それもあってか、まさかのイベント期間中に下方修正という自体に。火力面が大幅に下方されたので、せっかく手に入ってもただ速くて強化が楽なだけの武装と化してしまう。 さらにゲームのインフレや全体調整によるマスクステータスなどもあってより一層出番が無くなってしまい、過去の栄光も何処吹く風となってしまった。 ロケテストバージョン神姫カード 本稼動前に全国各地で開催されたロケテストにて「お迎え」する事が出来た神姫カード。 エーデルワイスを除く初期実装組の各レアリティが存在。枠のデザインはJAEPO限定プロモーションカードと同じで、イラストは現バージョンと微妙に異なる者がいる。 当然ながらこれも試作仕様のため、本稼動バージョンの筐体で使用する事は出来ない。 ちなみにお迎え1枚の時は無料だった。ぶっちゃけこの仕様で良かったんでね?という声も… わ [部分編集] 英 [部分編集] AUTO COMに操作を任せるモードのこと。公式では「俺と神姫で戦うボタン」の略とされているどこが略なんだか。 バトル中いつでも画面左下から切り替え可能。 COMは基本的にNPCと同じ判断基準で動くが、ターゲットの指定、及びジェム回収はこちらから指示が可能。 神姫の種別ごとに大まかなAIの傾向が設定されており、ある程度の調整も可能である(詳細は戦術・テクニックの「AUTOボタンを活用してみる」の項にて)。 BAN 英単語としては「禁止」を意味する単語 ゲーム的には垢BAN、つまりゲームアカウントの停止として使われる事が多い。 同KONAMIのボンバーガールにおいてはゲーム内にも通報機能があり定期的に迷惑行為を行うユーザーへの警告、もしくは利用停止処分が行われた事を告知している。 本作においてはそういった処置を行った事が告知された事はない…が現在サブモニターには表示されていないものの規約文が存在していた事はあり迷惑行為は禁止されている為いずれこういった処置が行われる事があるかもしれない。 EXUR 限定プロモーションカード=EXUR。 性能としてはURと同等。ただし武装は当初から設定・固定されており、変更出来ない。 JAEPO限定プロモーションカード 2020年2月、JAEPOで配布された限定プロモーションカード。 すべてURでアーンヴァルMk.2、ストラーフMk.2、隠し要素でシュメッターリングの合計2+1種類が存在。 当然ながら試作仕様のため、本稼動バージョンの筐体で使用する事は出来ない。 LP 神姫の「体力」のこと(Life Pointの略?)。 数 1V 個体値1個付きカードのこと。 2V 個体値2個付きカードのこと。 5V 個体値5個付きカードのこと。ちなみに3Vとか4Vというのはない。 6V 個体値5個付きカードに稀に現れる、武装Costが+10されたカードのこと。 5Vと6Vは、表だけ見るならまったく同じに見える。識別するには、カードの裏面を確認する必要がある。 15th武器 武装神姫15周年記念として頒布されたアーンヴァル及びストラーフ用装備の専用カラーバリエーション。 2021年9月7日10 00~同12月24日09 59限定配布武装。 期間がそこそこ長かった事や、同時期に開催されていたレイドボスバトル(第二回)においては対バグ特効を持っていたためもあって、使用するマスターはそこそこ多かった。 レイドボスバトル(第六回)では何故かストラーフ側は特効付与され、アーンヴァル側は逆に下方されている。 その後目立った話は出ていなかったが、レイドボスバトル(第十回)では久々に闇神姫と雑魚バグ各種が(エラーと言う体ではあるが)復刻され、ほぼ時を同じくして復刻されたこちらの武装が再び脚光を浴びている。 [部分編集] は行以前はこちら>用語集 (あ~な)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1467.html
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第12話:夜の戦場(その1) 旅行二日目、正午。 季州館付近の山中。 「リーナ、リーナ。こっちこっち」 「…なに、美空?」 ジャブジャブと川の中を、美空の下へ向かうリーナ。 「…そこ、急に深い」 「―――ガボボッ!?」 美空の指差した地点で急に沈むリーナ。 他の場所は精々リーナの胸ぐらいの深さだが、そこだけはリーナの足が付かない深さであった。 「……リーナ、おぼれるから注意してって言いたかったんだけど……?」 「そっちを、ガホッ!! 先に、言いなさい!! ゲホッ!!」 「………」 川で戯れる美空とリーナを見ながら祐一はノートパソコンを立ち上げる。 「……amami.co.jp、っと」 巡回先一覧から、天海神姫センターのBBSを呼び出し接続。 天海神姫センターBBS ◆化物見たいな神姫について No12012 2036 07/28 22 21 アレって噂の要塞さん? ◆丑寅の基本スペックについて語るスレ No12013 2036 08/01 22 39 Dr・ヨイリー ◆バトロイの上位ランカーへの対抗策を考えるスレ No12014 2036 08/02 23 19 名無しさん ◆バトロイで使える神姫パーツ考察 No12015 2036 08/03 00 21 バルチャー ◆集え最強神姫を目差す兵よ No12016 2036 08/03 02 11 名無しさん ◆8月15日の夏の大会について No12017 2036 08/05 08 43 ネームレス・ワン 表示されるスレッド一覧を検索で篩いにかける。 「検索ワード、『幽霊』&『乱入』……、っと」 天海神姫センターBBS ◆ハンドメイド(完全自作)神姫晒し上げコーナー No 1131 2032 01/22 21 15 神姫改造人 ◆これって不具合ですか? No 2532 2033 08/02 22 43 名無しさん ◆夏の怪談。神姫センター編 No 4432 2034 08/07 02 51 名無しさん ◆KONAMIへの要望スレ No 4563 2034 10/03 01 26 ユーリ99 ◆バトロイの確認済み上位ランカーリスト No 9724 2035 12/27 00 17 もにか☆もにか ◆幽霊目撃報告 No10008 2036 02/03 08 43 名無しさん 「これか…?」 →◆幽霊目撃報告 ◆幽霊目撃報告 [001]名無しさん 2036 02/03 08 43 47 ID InuKoLovE 一時期、天海のバトロイを騒がせていた幽霊神姫ですが、 最近は目撃報告を聞きません。 だれか目撃した人はいませんか? [022]名無しさん 2036 02/03 11 22 34 ID IofiyUHuf そもそも幽霊って実在するの? [023]名無しさん 2036 02/03 21 10 30 ID vIbaMonSt するよ。ウチの白子も幽霊にやられた [024]名無しさん 2036 02/04 00 17 50 ID SiaDisARa 022~023 自作自演乙。 バトロイで白子なんかつかえねぇよ!! 嘘つくなボケ [025]名無しさん 2036 02/04 01 00 02 ID RyOUsiKih 確かに白子は使えないが皆無ではない。 俺も白子でバトロイに出てる。 ……あまり勝てんが……。 あと、ID違うんで自作自演違うと思う。 [026]名無しさん 2036 02/04 22 27 44 ID kiIloKiiL 白子って使えないんですか? [027]スレぬし 2036 02/05 00 07 35 ID InuKoLovE バトロイではイマイチ。 対戦ではかなり強い。 飛行のために軽装備になりやすく、複数の敵を倒しきれないのがネック。 レーザー持つと他の神姫からの集中砲火で瞬殺されるし。 [028]スレぬし 2036 02/05 00 22 15 ID InuKoLovE 話を戻せば幽霊ってのは、数年前の夏ごろから出始めた乱入神姫の事。 バトロイ中に乱入してきて優勢に戦っている神姫を倒す黒い神姫。 天海のバトロイでしか報告されていないが、 神姫センター側でも原因が掴めていないらしく数年出続けた。 でも最近は見ないので対応したんだろう。小波乙。 [029]名無しさん 2036 02/05 01 16 25 ID SiaDisARa 028 単にハッカーが飽きたんじゃね? [030]名無しさん 2036 02/05 01 19 55 ID SiaDisARa 029 天海のバトロイはリアルバトル。 ハッカー関係無ぇ [031]名無しさん 2036 02/05 02 45 32 ID bOtOmUzGj 029~030 荒らすんならせめてID変えろ。 でもあれって、本当になんだったんだろう? システム上、他の神姫がフィールド内に入るのは不可能だよね? [032]スレぬし 2036 02/05 21 27 32 ID InuKoLovE 色んな説が出たが結局犯人は不明。 [033]名無しさん 2036 02/06 01 00 02 ID RyOUsiKih 幽霊って何タイプの神姫なの? [034]Dr・ヨイリー 2036 02/06 11 54 01 ID imRockmAn 上位ランカーの要塞さんが幽霊と交戦した時の画像データがあるのでUP。 【1185455590】 [035]名無しさん 2036 02/06 21 45 46 ID bOtOmUzGj 034 GJ!! 見た感じはアーンヴァルに見えるが細部が違うっぽい。 もっと鮮明な画像ぷりーず。 [036]Dr・ヨイリー 2036 02/06 23 00 10 ID imRockmAn あとはこれぐらいしか…。 【1245698465】 【1523448735】 [037]ネームレス・ワン 2036 02/07 02 35 22 ID kOtatunEko 034 嘘だろ、要塞さんの弾幕に頭からつこんでってるぜ? 俺の種子は5秒も持たなかったのに…。 [038]名無しさん 2036 02/07 21 40 23 ID bOtOmUzGj 幽霊、要塞さんより強いのか。 本気で化物だな。 違法神姫なのは間違いないが、これだけ強ければもっと有名でもいいはずだけど? [039]ネームレス・ワン 2036 02/07 22 45 53 ID kOtatunEko 俺が知る限り要塞さんに対抗できる神姫は今の所、 「化け猫」「ボマー」「ネメシス」「ガンマン」だけ。 だけどどの神姫も戦法からして該当しない。 [040]名無しさん 2036 02/08 03 00 25 ID fFeiTOisG それぞれ、猫子、兎子、黒子、黒子だっけ? 一度だけだけどネメシスには勝った 化け猫は無理。アレは異常。 [041]名無しさん 2036 02/08 21 21 22 ID taNaGAsuk ネメシスは2戦目以降が鬼。 再戦で要塞さんフルぼっこにしてるの観た。 そして化け猫は確かに無理。 [042]名無しさん 2036 02/08 23 46 16 ID saGatuuGj 人気だな、要塞さん。 所で要塞さんの機種は何なの? [043]Dr・ヨイリー 2036 02/12 20 36 10 ID imRockmAn 040 ガンマンは種子。 042 要塞さんは機種不明。 中身が見えないぐらい重装甲だから。 [044]ネームレス・ワン 2036 03/01 20 45 43 ID kOtatunEko 未確認だけど、幽霊の出現には条件があるみたいだって怪談スレにあったな。 確か一定以上の戦績じゃないと出ないんだっけ? [045]名無しさん 2036 03/02 21 20 27 ID taNaGAsuk 案外KONAMIの隠しイベントだったりして。 [046]Dr・ヨイリー 2036 03/02 23 37 17 ID imRockmAn ずっとKONAMIはこの件についてノーコメントだった。 否定は出来ないが、多分違う。 [047]削除されました ---- --/-- -- -- -- ID --------- 書き込みは削除されました [048]削除されました ---- --/-- -- -- -- ID --------- 書き込みは削除されました [049]削除されました ---- --/-- -- -- -- ID --------- 書き込みは削除されました [050]ネームレス・ワン 2036 03/19 21 05 40 ID kOtatunEko 業者UZEEEEEEEEEEE。 まあともかく。 現在までの所で幽霊について分かっているのは、 機動性特化型の近接戦闘タイプ。 武器は刀二本と投げナイフ? 鎧は黒衣の軽量装甲一式 防御は恐らく紙、…ってか被弾しないし。 バトロイ上位ランカー2位の要塞さんよりも強い。 白子に似ているが機種不明。 出現時間は放課後タイム以外が多いが放課後タイムでも報告あり。 ……こんな所か? [050]名無しさん 2036 03/20 17 04 10 ID bOkSyoSin 放課後タイムって何ですか? 打ち間違え? [051]ネームレス・ワン 2036 03/21 21 22 24 ID kOtatunEko 学校が放課後になる4時くらいから6時くらいまでのバトロイを指す造語。 中学、高校くらいのオーナーが来るため稼ぎ時ってや稼ぎ時。 [052]スレぬし 2036 04/22 21 27 33 ID InuKoLovE 幽霊のデータ 追記。 最初に騒がれ始めたのが33年の夏ごろ。 少しずつ遭遇報告が少なくなってここ2年くらいは殆ど0。 一年ぐらい前の春に少し出たらしい。 [053]名無しさん 2036 04/23 23 42 12 ID saGatuuGj そういえば、今でも春休みには少し出るよな。 今年の春休みに出たの見たぜ。 その時の画像持ってるんでりんごる。 【2467272313】 [054]名無しさん 2036 04/24 00 04 14 ID bOkSyoSin 053 りんごる? [055]ネームレス・ワン 2036 04/25 21 32 24 ID kOtatunEko りんごる→アップル→UPる。だろ? ギャグは下らんが動画データはGJ。 [056]名無しさん 2036 04/26 02 20 37 ID taNaGAsuk 053 これって視点主は誰? [057]Dr・ヨイリー 2036 04/28 22 32 27 ID imRockmAn 春の新入り。 機種は兎子。 東京の方のバトロイの常連だったらしい。 [058]名無しさん 2036 05/01 21 13 32 ID SeeDkIraI この兎。 早速ネメシスに喰われてるの見た。 アームで一撃。 その時の画像あっぷる(笑)。 【2556782282】 [059]ネームレス・ワン 2036 05/02 01 37 28 ID kOtatunEko 058 ガトリング改造しているみたいだけど流石に黒子は固いな。 でもこのバトル。ネメシスとの初戦だろ? 初戦のネメシスに負けるって事は、それほど強くないな。 この兎。ランク的には30位前後と見た。 [060]名無しさん 2036 05/02 02 44 57 ID SeeDkIraI 因みにその後の画像 【2556782291】 [061]Dr・ヨイリー 2036 05/04 20 02 07 ID imRockmAn うわ、ネメシスが一撃死!? 誰だ、この白子? [062]名無しさん 2036 05/05 13 52 15 ID saGatuuGj 白子で刀使いって、アホじゃねえの? このマスター。 [063]ネームレス・ワン 2036 05/05 01 25 39 ID kOtatunEko 強ければ無問題だろう? それよりこの白子の詳細希望。 [064]場外データより転載 2036 05/06 19 22 55 ID toODoMAnQ 因みに 060の画像撮影してた種子の末路。 【2558912439】 [065]名無しさん 2036 05/06 23 55 55 ID saGatuuGj 064 種子の装甲切れる刀って何だよ。 改造武器? [066]名無しさん 2036 05/07 17 22 31 ID bOkSyoSin 見た目はノーマルの為虎天翼。 [067]Dr・ヨイリー 2036 05/09 23 27 24 ID imRockmAn 066 ×為虎天翼 ○為虎添翼 [068]名無しさん 2036 05/10 23 02 30 ID doTtohAku そういえば、要塞さん以外の上位ランカーは幽霊と戦った事あるのか? [069]もにか☆もにか 2036 05/11 19 32 00 ID toODoMAnQ 068 とりあえず倉庫漁った結果。上位10名分。 1st 化け猫。(猫子) …該当データなし。 2nd 要塞さん。(??) …三戦・三敗 3rd ボマー。(兎子) …二戦・二敗。 4th ネメシス。(黒子) …該当データなし。 5th 黒犬子。(犬子) …一戦・一敗。 6th 腕黒子。(黒子) …二戦・二敗。 7th 死神犬子。(犬子) …該当データなし。 8th ガンマン。(種子) …一戦・一敗。 9th ランサー(騎士子) …一戦・一敗。 10th ビューティーM1号。(兎子) …該当データなし。 実名出すと消されるんで、名前は通称。 間違いあったら修正よろ。 [070]スレぬし 2036 05/12 21 00 33 ID InuKoLovE 069 乙。 これ見る限り。 上位ランカーでも必ず遭遇するって訳じゃないのな。 比較的、放課後タイムに来ない人の方が遭遇しやすいみたい。 [071]ネームレス・ワン 2036 05/13 01 25 39 ID kOtatunEko こうしてみると黒子、犬子、兎子は強いな。 [072]Dr・ヨイリー 2036 05/13 02 07 54 ID imRockmAn 071 確かに。 能力がバトロイ向きなのと、初期の神姫なので 戦績が高い奴が多いのが理由ポイ。 …にしても幽霊無敵だな。 [073]もにか☆もにか 2036 05/13 19 32 00 ID toODoMAnQ 070 いえいえ。 ウチの花子が頑張って漁ってくれた結果です。 バトルは弱いけどこういう方面は強いんで。 072 確かに幽霊強いですよね。 回避力が凄すぎて、そもそも攻撃が当たらないんで。 [074]ネームレス・ワン 2036 05/13 23 21 09 ID kOtatunEko それにしても、ガンマンっていつのまにか8位に転落してたのな。 あと。5、7は見たこと無い。 [075]Dr・ヨイリー 2036 05/14 22 00 51 ID imRockmAn ガンマンの中の人は最近放課後タイムに来ない。 多分大学にでも入ったと思われ…。 5、7も大学生なのか、放課後タイムには来ない人。 特に7は平日の昼間にしか来ないんで、 他の上位ランカーとあまり戦ってない。 だもんでマイナー。 [076]名無しさん 2036 05/20 08 43 47 ID pKkdfWKq MMS系出会い ひとりでさびしい思いをしない為にも 素敵な武装神姫がほしいですよね?あ なたに語りかけてくれるんですよ!! 普段だったら引き篭もりがちな「」っ しーだらけなところが神姫がいた日に はその後も楽しく妄想できたりね!! とりあえず損をする事は無いんで!い っちょ買ってみたら?ちなみに隣の白 い子が一番のオススメです!!!!! 「……この幽霊が、試作神姫……?」 祐一はBBSの検索を続けるが、それ以上のめぼしいデータは見当たらなかった。 「―――マスター?」 不意にすぐ傍でアイゼンの声。 「…どうしたの。アイゼン?」 「…何見てる?」 「大した物じゃないよ。ちょっと調べ物」 アイゼンは祐一の身体をよじ登り、肩に腰掛ける。 「……手伝う?」 「いや、…これ以上の情報は無いみたいだし―――」 だが、ネットに落ちていない情報がある可能性もある。 「―――そういえば、アイゼンは幽霊について知ってる?」 「…幽霊?」 「ああ。バトロイに乱入して来る黒い神姫の事」 「……知ってる」 祐一に向けて頷くアイゼン。 「……凄く強い。誰も勝てなかった」 「……もし、アイゼンが戦っても?」 当然、相手のデータを知った上で、だ。 「……多分無理。アレはマヤアよりもずっと強い」 アイゼンは、唯一再戦時の勝率が100%ではない、天海最強の神姫の名を上げる。 「……だから、最終的にはマスターがアイツの攻略法を思いつくかどうか…」 「…なるほど」 要塞さん。ボマーなどの上位ランカーは、アイゼンにとってもかなりの強敵だ。 特に要塞さんと呼ばれる神姫は、濃密な弾幕を張り敵を寄せ付けない戦法で戦う。 その要塞さんが接近戦で敗れたと言う事は、あの弾幕を掻い潜ったと言う事だ。 「……本気で化物だな、それは……」 祐一は再び水辺に眼を向けた。 美空と戯れるリーナ。 彼女が昨日の夜に言った言葉。 『―――その幽霊が、MMSの開発者の神姫で、オリジナルのCSCを持っていると言ったら?』 MMSの開発者の神姫。 ゆえに最強であり、ゆえにオリジナルのCSCを持つ。 そして、開発者の神姫ならば、何らかの方法でバトルロイヤルに乱入する事もできるかもしれない。 「確かに納得は出来るけど……」 それをどうするべきなのか。 祐一には分からなかった。 「……天海神姫センターのBBSですね。スレッドは……」 「幽霊関連のでしょ?」 「……あ、そうみたいです…」 雅の言葉通り、セタの目は彼方の祐一が持つノートパソコンの画面に、その二文字を捉えた。 「……リーナの仕業ね…。祐一を焚きつけて何をしたいのかしら…?」 雅は、リーナが“何も知らない事を”まだ知らない。 「……ボクには、リーナさんが悪い人だとは思えないですけど?」 「……」 セタの言葉の持つ説得力は否定しなければならない。 雅にとって、祐一を害するものは敵でしかないからだ。 「……どちらにせよ、リーナ・ベルウッドがオリジナルを探しているのは確かでしょう?」 雅の根拠は、村上が突き止めたレライナによる神姫センター自体へのハッキング行為。 ネットから神姫センターのコンピューターに侵入を試みたレライナが何を目的としていたのかはわかって居ない。 幽霊。 神姫センターに出現する謎の神姫。 黒衣に身を包み、二刀を武器にする。 …正体は不明。 神出鬼没で、出現に際しては何らかの法則があるらしい。 「……その正体が、村上君の見た一番最初の神姫だと言うのなら」 その神姫こそが、オリジナルのCSCを搭載した唯一の神姫。 既存品をコピーする事しかできないCSCの原型。 派生前の雛形。 もし、解析できれば…。 もし、新しいCSCのバリエーションを作れれば……。 もし、どの企業も作れない、CSCの新製品を作れれば……。 その技術は、武装神姫と言う事業そのものに多大な影響を及ぼせる。 「……だから、村上君が追うあの女も、そしてリーナ・ベルウッドも。そのオリジナル。即ち、天海の幽霊神姫を探している……」 遭遇し、倒せれば。 CSCの製法が手に入る。 だが、それだけならば雅には関係の無い話だ。 典雅の社長として、村上衛の復讐を手伝うついでに入手できたら。……とは思うが、それは血眼になって探すほどの物ではない。 「……だけど」 その幽霊が出現するのは天海の神姫センターのみであり。 その幽霊には出現条件が設定されており。 その出現条件を乱し、幽霊の出現を抑制したのが……。 「祐一が入れ込む女の子の神姫……。か……」 伊東美空のアーンヴァル。フェータ。 かつて開発者の一人であった芹沢九十九に送られた、12機の初期生産モデルの1機。 ……それが、オリジナルを入手する為の鍵であった。 「雅さん。センサーに反応です」 「…!!」 何気無くすれ違った村上の言葉に、瞬時に意識を切り替える雅。 時刻はもうじき夕暮れ。 現状に置いて、フェータと遭遇させるのだけは上策では無い。 「……っ」 雅は小さく呼吸をし、祐一たちを集めるべく歩き出した。 この時点における島田雅の失策は2つだけ。 自分の入手した情報が、“村上衛の恩師が芹沢九十九であった”という事から『偶然』もたらされたのだという事を失念している事。 即ち。 リーナ・ベルウッドの持つ情報を過大評価してしまい。 彼女の行動が幽霊の捜索を通り越し、入手へ向けて動いていると錯覚してしまっている事。 そして、芹沢九十九がフェータに施した仕掛けの“意味”を考えなかった事。 即ち……。 村上が追う眼帯の女の目的が、オリジナルCSCの入手であると“思ってしまっている”事だった。 …続く。 第12話:夜の戦場(その2)につづく 鋼の心 ~Eisen Herz~へ戻る BBSの描写メンドクセー(←挨拶)。 いよいよストーリが動きます。 ここまではキャラ紹介みたいなものなので、とりあえずは現状の整理を……。 雅&村上の認識。 幽霊神姫を倒すと、オリジナルCSC(超貴重品)が手に入る。 現在幽霊と出会うには、その邪魔をしている(らしい)フェータを調べる必要が在る。 その仕掛けをしたのが一部で人気の芹沢じーちゃん。 リーナも眼帯さんもオリジナルを狙っているに違いない。 リーナ&祐一の認識。 幽霊神姫を倒すと、オリジナルCSC(神姫マニア垂涎の品)が手に入る。 出現には何か条件があるらしい。 神姫センター調べると何か分かるかも……。 祐一が協力してくれれば幽霊も倒せるわ(リーナ)。 特に興味ないんだけどどうしようかな…?(祐一)。 眼帯さんの認識。 全ての神姫を破壊するには幽霊が必要。 ただし、その方法では初期型12機は破壊できない。 11機までは破壊したので残りは1機。 それがフェータな上、幽霊の出現を邪魔しているのもフェータらしい。 フェータからデータを手に入れた上で壊し、フェータのデータを解析してアンチプログラムを作り、幽霊を開放して他の神姫を全て壊す。 最愛の人(CSCの開発者)がそれを望んでいるので、私が実行する。 美空の認識。 フェータは普通のアーンヴァル。 何か目の色とか違うけど気にしない。 何か髪の色が薄い気もするけど別にいいや。 浅葱の認識。 幽霊? なにそれ? ……いや、当初の予定ではレギュラーでは無かった、浅葱&マヤアペアが見事に浮いてます。 本来は本筋に絡まないんだけど、戦力的に必要だった(四姉妹とちゃんと戦える)&セタのペアとして猫子を出したかったのでレギュラーに……。 だもんで彼女らには本筋に絡む理由が祐一並にありません。 あと、祐一も実は戦う理由が無いです。 戦う理由の無い人が戦う理由。 それが祐一のテーマな物で……。 そしてもう一つのテーマが誤解。 特に雅の誤解っぷりが凄い事になってます。 他人に協力を求めるタイプでなく、自分で溜め込むタイプなので……。 他にも、とんでもない誤解をしている人がいたり……。 きちんとお話しましょう。がもう一つのテーマ。 ちなみにフェータには、幽霊騒ぎの一件に自分が絡んでいるという認識がありません。 眼帯さん側の理由と合わせて、その辺りをもっと描写したかったのですが、そちらは眼帯さんの名前が出た後に眼帯さんサイドとして書く予定……。 ……あと、眼帯さんの名前、ここまで引っ張っているけど、別に意味があったり、凄い名前と言うわけではなく、単に出す機会が無かっただけ。 最初に出しとけばよかったと後悔するALCでした。 小ネタ。 BBS[058]の動画は第一話の冒頭部分。
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アスカ・シンカロン04 ~審寡~ 「おかしいぞ」 本屋を出た帰り道に立ち寄ったのだ。 繁華街の一角だった事も確か。 なのに。 「無い」 いつも通る道の何処にも、件の骨董屋は見つからない。 「無い訳無いだろう!?」 昨日の帰り道は、特に意識しては居なかった。 それは逆に言えば、何時もと同じ道を通ったからだ。 「なのに、なんで何処にも無いんだよ!?」 繁華街の入り口まで戻り、神姫センターを通って、昨日立ち寄った本屋へと辿り着く。 そして、その帰り道に古びた建物を見つけた筈だった。 「左の方だったんだ、間違いねぇ」 「北斗ちゃん、そっち右なんだよ」 「……」 「……」 「い…、いいんだよ。『こっち』側なのは確実だ!!」 本屋から繁華街の入り口まで戻る道を辿る。 右側と、念の為に反対側も確認しながら、ゆっくりと歩くが、該当する建物に巡り合わぬ内に、繁華街の入り口まで戻ってしまった。 「無いんだよ」 「んな訳無ぇ」 肩の上に腹這いになりながら寛ぐ明日香に、北斗は余裕の無い声で返す。 「なんで無いんだ。この通りなのは絶対に確実だ!!」 「あのさぁ、北斗ちゃん」 「んだよ」 「神姫を取り扱っているお店なら、神姫センターで聞けば分かるんじゃない?」 「……」 ぽん。と一つ手を打って、北斗は神姫センターに向かって走り出した。 「―――無いですねぇ」 大型神姫センターの店長である女性が、パソコンで検索しながらそう応える。 「んな訳無ぇだろ!!」 「でも、この近くで神姫を取り扱っているのは、ココとパソコンショップ、それにおもちゃ屋の3店だけです」 パソコンショップは場所も違うし、独立した大型店舗でどう間違っても骨董屋に間違えるわけが無い。 おもちゃ屋は、北斗も時折ゲームソフトなどを買いに行く行きつけの店だ。そこでもない事は確実だった。 「小さな店でよ、骨董屋みたいな雰囲気なんだ。このすぐ近くの筈なんだよ」 「そう言われましても……」 流石に店長も困った顔をする。 「あの……」 「はい?」 北斗の肩の上から店長に話しかける明日香。 「個人経営の小さな店だと、ココに登録されていない事ってありますか?」 「オーナー登録は必須だし、出荷や、ユーザー管理の観点からも、本社が把握していない小売店なんか存在しないわね」 「そうですか」 とりあえず礼を言って、二人はカウンターを離れる。 しかし、これで八方手詰まり。 こうなって来ると、昨日の記憶を疑う方が正しい気もするが、それが記憶違いでない事は今もポケットの中にある、あの墨で書かれた手書きの説明書が証明している。 「それ以外の可能性ね~」 「北斗ちゃん、携帯貸してほしいんだよ」 「…? どうするんだよ」 「骨董屋さんの検索をするんだよ」 テーブルの上に携帯と明日香を置いてやると、明日香は器用に掌でボタンを押し込みながらその操作を始めた。 「どうだ?」 「う~ん、該当件数3件なんだよ。……でも全部遠いね」 「違うか」 一番近い店でも徒歩で30分以上掛かる。 候補に上げる事は出来そうに無かった。 「…狐にでも化かされたかな?」 冗談めかしてそう言った後、背もたれに寄りかかり、仰け反って転地逆の真後ろを見る北斗。 さかさまの視界に、蝙蝠型ウェスペリオーのCMが流れていた。 「…何やってるのよ、北斗」 「んあ? 夜宵?」 本来なら天井からぶら下がっているのだろうその神姫のCMとの間に、割り込んでくる見慣れた少女。 「…んあ、じゃないわよ」 肩の上に白いストラーフを載せた夜宵が、北斗のすぐ後ろに立っていた。 「…って北斗、神姫買ったんだ?」 テーブルの上で正座する明日香を見つけ、夜宵が視線を動かす。 「あ、ああ、そうだ!! 夜宵―――」 「―――マスター、自己紹介ぐらい自分で出来ます」 「え?」 明日香の事を説明しようとした北斗を遮り、明日香自身が立ち上がって夜宵の前に進み出る。 「始めまして。……私、マスターの武装神姫になりました、明日香です」 「……っ!!」 その名に、弾かれた様に硬直する夜宵。 「……お、おい明日香……」 「……………………北斗、あんた趣味悪いわよ……」 一瞬、気持ちの悪い物でも見るような目で明日香を見て、夜宵は一歩後ずさる。 「……姉さんはもう居ないって、言ったでしょ? それなのにっ!!」 「大丈夫ですカ、マスター」 夜宵の肩の上でその頬に手を置きながら、彼女の神姫、パールが主を気遣った。 「……帰る……」 「では、これで失礼させていただきまス。北斗。……それから、明日香さン……」 北斗を、そして明日香に視線を這わせてから、パールが頭を下げた。 「……北斗。……姉さんは、もう死んじゃったんだからね……。……もう、何処にも居ないんだよ……」 そう言い残し、夜宵は踵を返して小走りに走り去った。 「明日香、お前どういうつもりで!?」 「えっと、夜宵ちゃんには、しばらくナイショしようと思うんだよ……」 「…なんでだよ」 何か考えがあるらしいと悟り、北斗は声を落した。 「ほら、あのさ。少なくとも私が何で神姫になってるのか。その理由を説明できないと、信じて貰えないかもしれないんだよ」 「夜宵なら大丈夫だって!!」 「……でも、ずっとこのままじゃないかもしれないし……。夜宵ちゃんには、心配かけたくないんだよ……」 「……ぁ」 確かにその通りだった。 弥涼明日香は生き返った訳ではない。 例えば、神姫の素体に明日香の魂みたいなものが憑依したのだとしても、ずっとこのままという保証も無い。 或いは、次の瞬間に明日香の魂が消えて、飛鳥がただの神姫に戻る可能性だってあるのだ。 「だから、少なくとも。私がどうしてこうなったのかが分かるまでは、他の人には秘密にして欲しいんだよ」 「……ああ、分かった」 頷くしかない。 もしも、明日香のこの状態が長く続かないのだとしたら。 心の整理をつけた夜宵に、もう一度別離を味わわせる事も無いのかもしれない。 「……でもよ、そのまま明日香って名乗ったのは不味くないか?」 「だって北斗ちゃんには、咄嗟に別の名前で呼ぶような演技は無理なんだよ」 「……はい、出来ません。演技力ゼロです。そういう機転も利きません。ゴメンなさいでしたぁ」 「うん、分かれば宜し~んだよ」 にへへ、と笑うその顔が、生前のものと同じ事に、北斗の胸が少しだけ痛んだ。 -
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アップデート履歴2009 http //www.shinki-net.konami.jp/support/updata/update-rireki.html 2010 2009 2008 2007 +一覧 Ver1.88 (2009.12.15) Ver1.87 (2009.12.08) Ver1.86 (2009.12.04) Ver1.85 (2009.12.01) Ver1.84 (2009.10.16) Ver1.83 (2009.10.08) Ver1.82 (2009.09.17) Ver1.81 (2009.08.28) Ver1.80 (2009.08.27) Ver1.79 (2009.08.25) Ver1.78 (2009.08.18) Ver1.77 (2009.08.04) Ver1.76 (2009.07.24) Ver1.75 (2009.07.23) Ver1.74 (2009.06.29) Ver1.73 (2009.06.18) Ver1.73 (2009.05.26) Ver1.72 (2009.05.25) Ver1.71 (2009.05.08) Ver1.70 (2009.04.24) Ver1.69 (2009.04.23) Ver1.68 (2009.04.06) Ver1.67 (2009.03.26) Ver1.66 (2009.03.12) Ver1.65 (2009.02.26) Ver1.64 (2009.01.29) Ver1.63 (2009.01.09) Ver1.62 (2009.01.09) Ver1.88 (2009.12.15) プレミアムオーナー特典期間中、 オーナーズルームに特典期間終了時刻を表示 プレミアムオーナー特典期間終了まで60分を切ると、特典期間終了のお知らせを表示 プレミアムオーナー特典期間終了後、プレミアムトレーニングを行うと特典期間が終了したことをお知らせし、タイトル画面に切り替わる 不具合修正プレミアムオーナー特典期間終了後バッテリーが減らない場合がある Ver1.87 (2009.12.08) 不具合修正新しく称号を獲得したときインベントリまで戻らない限り称号が表示されない場合がある プレミアムトレーニングの特級で「大成功」時に王冠が表示されない 一部の環境において装備品のアイコンが正常に表示されず装備できない場合がある バトル時に特定のキー入力を受け付けてしまう ポイントバトルランキングに存在しないコアユニットが表示される イベントミッションでの表示に関する不具合 マイ神姫バトルでの称号表示に関する不具合 「サイバーフロント攻略作戦」のBGMを修正 Ver1.86 (2009.12.04) 不具合修正イベントミッション「サイバーフロント攻略作戦」において、AGの数値が正常に表示されていない場合がある 2009.12.01以前に神姫へ装備した一部のアイテムが取り外された状態になっている場合がある Ver1.85 (2009.12.01) 神姫ショップに新商品を追加 プレミアムオーナー制導入 無限バッテリーの追加(プレミアムオーナー専用) トレーニングに「プレミアムトレーニング」を追加(プレミアムオーナー専用) 神姫センターに「イベントミッション」を追加(プレミアムオーナー専用) 神姫センターに「ポイントバトル」を追加 「称号システム」を追加 「砲台型フォートブラッグ 冬季迷彩仕様」バトルロンド対応 「火器型ゼルノグラード 冬季迷彩仕様」バトルロンド対応 マニュアルを更新 Ver1.84 (2009.10.16) 不具合修正「忍刃鎌“散梅”(金)」の攻撃スキル「真・蕾散らし」の説明文に「必要:SPLv1」を追加 レイディアントボウ(赤)の攻撃時エフェクト不具合の修正 Ver1.83 (2009.10.08) 神姫ショップに新商品を追加 「忍者型ミズキ」 バトルロンド対応 神姫ショップに「試着システム」を追加 マニュアルを更新 Ver1.82 (2009.09.17) 神姫ショップに新商品を追加 「食欲の秋!アイテムセールキャンペーン」を開始(~2009.10.01 12 00) Ver1.81 (2009.08.28) 不具合修正イベントミッションの不具合対応イベントミッションの最終ミッションポイントにおけるバトルを再開いたしました。最終ミッションポイントにおける不具合を修正いたしました。 Ver1.80 (2009.08.27) 不具合修正 イベントミッションの不具合対応イベントミッションの最終ミッションポイントにおけるバトルを停止いたしました。 Ver1.79 (2009.08.25) 「残暑を乗り切れ!アイテムセールキャンペーン」を開始(~2009.09.08 12 00) 神姫ショップに新商品を追加 Ver1.78 (2009.08.18) 新要素追加以下の神姫に対応天使コマンド型ウェルクストラ 悪魔夢魔型ヴァローナ 新規ミッションを追加 新規アチーブメントを追加 イベントミッション「サイバーテロから街を救え!」の更新※イベントミッションはサマーフェスタ期間中のみプレイ可能です。 Ver1.77 (2009.08.04) 不具合修正イベントミッション「サイバーテロから街を救え!」において、合成屋で合成アイテム「ライトトンファー」を合成することができなかった不具合の修正。※修正に伴い合成アイテム「マジックマーケットTシャツ(E)」が追加されております。こちらもあわせてご利用ください。 Ver1.76 (2009.07.24) イベントミッション「サイバーテロから街を救え!」の不具合修正合成アイテムの表記を一部修正ローズブーケ(赤)→ローズブーケ(青) AGが武装セット1以外も使用するように修正 Ver1.75 (2009.07.23) 神姫NETサマーフェスタ2009開催(~2009.09.01 12 00) 神姫ショップに新商品を追加 神姫ショップに以下のモデルを追加戦車型ムルメルティア 砂漠戦仕様 戦闘機型飛鳥 夜戦仕様 新要素追加イベントミッション「サイバーテロから街を救え!」を追加※イベントミッションはサマーフェスタ期間中のみプレイ可能です。 Ver1.74 (2009.06.29) 期間限定 特別ミッション「極秘ファイルを入手せよ!」 終了。 不具合修正『[エレガンスブラック]GK012EB 素体』の基本機動力が想定より低い値となっていた不具合を修正。※すでにセットアップ済みの神姫に関しましても、修正が適用されています。 『[エレガンスホワイト]GK011EW 素体』と『[エレガンスブラック]GK012EB 素体』がインベントリ内[素体ボディ]の項目にリストアップされていなかった不具合を修正。 Ver1.73 (2009.06.18) 新要素追加トレジャーアイランドにて「期間限定特別ミッション」を開始。 不具合修正CSCリストア時において、ノーマル武装がリセットされるタイミングを修正。 一部神姫において、戦闘中の台詞の発生条件が間違っていた不具合を修正。 1.73からバージョンアップが行われていない理由は不明。 Ver1.73 (2009.05.26) 不具合修正タイトル画面で特定操作を行った際に、クライアントが終了してしまう不具合を修正 特定コアパーツ専用のパーツ説明文が適切でない不具合を修正 Ver1.72 (2009.05.25) バトルロンド2周年感謝祭を終了ビンゴ グローバルアチーブメントの達成報酬アイテム「2ndアニバーサリーTシャツ(赤)」を配布 神姫ショップに新商品を追加 不具合修正バトルログにおいて、誤ったバトルモード名が表示されることがある不具合を修正 イリーガルマインドを装備した一部神姫において、誤った戦闘台詞が表示されることがある不具合を修正 オンラインマニュアルを更新 Ver1.71 (2009.05.08) 仕様追加新たな「ビンゴカード」を追加 仕様変更ビンゴカード「金剛カード」の出現率を増加 メインウェポン「バースデーキャンドル」のアイコンを変更 不具合修正防御トレーニングのバトルログの表記テキストを修正「対処不能、無防備です」→「防御姿勢をとります」 Ver1.70 (2009.04.24) 不具合修正ビンゴバトルのリプレイデータを選択した場合クライアントが終了する不具合を修正 Ver1.69 (2009.04.23) 神姫ショップに新商品を追加 バトルロンド2周年感謝祭を開始(~2009.05.25 12 00) 新要素追加バトルに「ビンゴバトル」を追加 仕様変更武装パーツ「ジャージボトム」のコーディネートにスクールを設定 不具合修正アチーブメント達成条件のテキストを修正「自分の神姫がCHARM状態で勝利」→「自分の神姫がCHARM状態で相手にとどめを刺して勝利」 Ver1.68 (2009.04.06) 新要素追加「[天使型]bk tr2.FL012 素体」と「[悪魔型]wh bis.FL013 素体」の性能テキストが誤っていた不具合を修正。【[天使型]bk tr2.FL012 素体】誤)LP ○ SP △ 攻 ◎ 命 △ 回 ○ 防 △ 機 ◎ 重 ○ 暗 △ 水 △ 熱 ○正)LP ○ SP ○ 攻 ○ 命 △ 回 ○ 防 △ 機 ◎ 重 ○ 暗 ◎ 水 △ 熱 ○ 【[悪魔型]wh bis.FL013 素体】誤)LP △ SP ○ 攻 ○ 命 △ 回 △ 防 ◎ 機 ◎ 重 △ 暗 ○ 水 ○ 熱 ○正)LP △ SP ○ 攻 ○ 命 △ 回 △ 防 ○ 機 ◎ 重 ○ 暗 ◎ 水 ○ 熱 ○ Ver1.67 (2009.03.26) 神姫ショップに新商品を追加忍者型ミズキ※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます 新商品「シャツパジャマボトムス」はスモールサイズ素体では装備できません 新要素追加新たに以下の素体、武装パーツに対応天使型アーンヴァルB トランシェ2 素体/追加パーツ 悪魔型ストラーフW bis 素体/追加パーツ 「ふくびきカウンター」の景品アイテムを追加 新規アチーブメントを追加 GEM/アイテム交換にアイテムを追加 仕様変更下記アチーブメント達成条件を変更自分の神姫がCHARM状態かつ距離0でオフィシャルバトルで勝利→自分の神姫がCHARM状態で勝利 不具合修正武装エディットでフィルター条件がリセットされない不具合を修正 バトル演算時に誤ってコーディネート特典が付与されてしまう場合がある不具合を修正 その他ネットカフェ公認店での下記専用サービスを終了急速バッテリー充電器使い放題 特定ミッションの自動オープン Ver1.66 (2009.03.12) 神姫ショップに新商品を追加天使型アーンヴァルB トランシェ2 悪魔型ストラーフW bis※天使型アーンヴァルB トランシェ2 素体/追加パーツ、悪魔型ストラーフW bis 素体/追加パーツは、ジオラマスタジオのみの対応となります。※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます。 不具合修正消費アイテム購入時の確認メッセージの不具合を修正 Ver1.65 (2009.02.26) 神姫ショップに新商品を追加フェレット型パーティオ リス型ポモック※ジオラマスタジオのみの対応となります。※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます。 新要素追加ミッションバトルにシングルミッション「トレジャーアイランド」を追加 ミッションバトルのチームミッションを追加 新規アチーブメントを追加 「ふくびきカウンター」の景品アイテムを追加 GEM/アイテム交換にアイテムを追加 仕様変更武装パーツ「ミストルテイン」にスキルを追加 Ver1.64 (2009.01.29) 神姫ショップに新商品を追加 神姫NETウインターフェスタ終了 新要素追加新アチーブメントを追加 GEM/アイテム交換に武装パーツを追加 ※「ふくびきカウンター」の景品アイテム追加は延期いたします。 仕様変更チームミッション累計勝利数アチーブメントの達成判定に、イベントミッションでのチームバトル勝利数を加味するように仕様変更 不具合修正下記イリーガルマインドを装備した神姫に勝利しても、アチーブメント『「イリーガルマインド」を装備した神姫にオフィシャルバトルで勝利』が達成できない不具合を修正イリーガルマインド(アッシュ)イリーガルマインド(イルミーナ)イリーガルマインド(シャロン)イリーガルマインド(ムーラ)イリーガルマインド(飛魅子)イリーガルマインド(ゼノン) 神姫メンテナンスメニューから、「CSCリストア」ボタンが表示されなくなる不具合を修正。 Ver1.63 (2009.01.09) 不具合修正イベントミッションで、神姫切り替え後のチームバトルブリーフィング画面において、武装データが表示されなかった不具合を修正 Ver1.62 (2009.01.09) 要素追加イベントミッション「サイバーフロント攻略作戦」の BACK-END SERVER を解放 「ふくびきカウンター」の景品アイテムを追加 仕様調整イベントミッション「サイバーフロント攻略作戦」で、制圧レベル上昇に必要な味方神姫数を調整 不具合修正悪魔型「DTリアユニットplus+GA4アーム」バリエーション2で可動ターゲットが表示されていた不具合を修正 イベントミッションのバトル終了時に「アチーブメント達成」と「データファイルによるGEM取得」が同時発生した場合、所持GEM数が誤って表示されていた不具合を修正
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バトルも終わり、記四季は彩女と共に席を立った。 「しかしあの狙撃手、恐ろしいほどの腕前でしたね」 「だぁな。俺もまさか、動けなくなるほどに正確とは思ってなかった」 来たときと同じように、着物の肩に彩女を乗せその場を去ろうとする記四季。しかし記四季のその行動は、女の声で遮られた。 「・・・・おじいちゃん?」 記四季が振り返った先にいたのは、サラを肩に乗せた春奈だった。 「・・・おぉぅ。春奈じゃねぇか。元気してたか」 突然の孫娘の登場で、記四季はばつが悪そうに頭をかく。 無理も無い。武装神姫はかなり市民権を得、一般にも普及し始めてはいるがまだかなりコアな部類に入る趣味だ。彼の周りには女性ユーザーが多いが、やはり男性ユーザーの方が圧倒的に数は多い。 見つかった相手が孫娘、ましてや記四季は老人である。何だかいわれの無い誤解を受けそうな空気だ。 「・・・・あー・・・つまりだな・・・・こいつはよ・・・ほら、アレだ・・・」 ボケ予防に買ったとか嘘をつくか? だが本当は妻が死んだとき、春奈の姉の都が寂しかろうといきなり送りつけてきたと言うのも別にいいかもしれない。 ・・・いや、そもそも自分は何故こんなにも混乱しているのか? 別にやましい理由が無いならば、真実を話しても構わないのではないか? しかしそれを言うのは都に悪い気がするし、なにより自分のプライドがそれを許さない。 ・・・どうしたものか、と記四季の脳が全力で回転していると 「お初にお目にかかります。記四季の神姫をしております。彩女と申します。春奈お嬢様のお噂はかねがね」 空気読んでない犬が、深々と座礼をしやがったのだ。 ホワイトファング・ハウリングソウル 第三話 『爺の心労』 「・・・つまり彩女ちゃんは、お姉ちゃんからのプレゼントって訳なんだ」 「・・・・応」 彩女が春奈に挨拶した後、なし崩し的にティールームに連れ込まれ(彩女の発案)店内で一番奥の席に座り(記四季、最後の抵抗)麦茶を注文したところで記四季は春奈に彩女の事を話していた。 「となると・・・まさかビルを袈裟切りしたのは・・・」 「はい、私で御座います」 神姫は神姫で話が盛り上がっているようだ。ようなのだが人間側が全く盛り上がってない。 別に春奈は普通にしている・・・というか記四季が“自分が神姫を持っている”事を気にしすぎて、春奈はどうすればいいのか対応に困っている。 彼の考え方は妙に古いところがあり、恐らくは女子どもが持つべき人形を男の、しかも老人の自分が持っていることを孫娘に知られたのがショックなのだろう。 ボケ予防に神姫を買う老人もいることだし・・・別に気にすることは無いと思うのだが。 「・・・そ、そうだ。彩女ちゃんってハウリンタイプだよね。なのになんで髪が白いの? 耳も生えてるし」 「・・・・・・なんでも、都が知り合いのカスタムメイカーから貰ってきたらしい」 「ふ、普段から甲冑着てるの?」 「・・・・家に送られてきたときは十二単を着ていた」 「お、おじいちゃんは、最近どう? 私はテストで赤点ぎりぎりだったよ」 「・・・・昨日イノシシ鍋食べた。・・・・・解体に手間取ったよ」 「・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・」 会話が続かない。 春奈は今、非常に困っていた。 その様子を少し楽しそうにテーブルから見ているサラは本物のサドだろう。八谷以外でこんなに困っている春奈を見るのは初めてだ。 彩女はというと暢気に茶をすすっている。あんな山奥で暮らしていると人付き合いが無いため、春奈には悪いがちょうどいい機会であると助け船を出さないつもりだ。 「・・・あ、あのさ・・・えぇと・・・そ、そういえばお姉ちゃんも神姫を持ってるんだよ。悪魔型と犬型の姉妹でね・・・」 「クロとハチ公か。知ってるよ」 「う、うん、それでこの間その二人がね・・・」 「・・・アヤメ、キシキはハルナが苦手なのですか?」 「違います。多分、お嬢様に私の存在がばれたのが問題なのでしょう。ほら、私達はマニアックな存在ではないですか。多分引かれるとでも思っているのでしょう」 「なるほど、まぁその心配は無用ですが。・・・しかし大した狼狽ぶりですね。ハルナもさることながら、キシキも無言で狼狽すると言う芸を披露するとは。いやはや七瀬一族、中々に奥が深い」 「・・・まぁ主も山に引き篭もってばかりではいけませんからね。たまにはこうして街に下りるようにしているのです」 「山に引き篭もる・・・随分アウトドアなヒッキーですね」 「事実その様なものです。あの竹が生い茂り、緑しかない景色の中では、あまり外にいると言う感覚がしません」 「ほほぅ、竹林ですか。少し見てみたいですね」 「それでしたら春奈お嬢様と是非お越しください。文字通り何も無い場所ですが、持てる限りの持て成しをさせて頂きますので」 「それはありがたい。ではそのうちにお邪魔させていただきます」 神姫は神姫で暢気なものである。 「それじゃ、またね。おじいちゃん」 「・・・・・・・・・・応。お前も元気してろな」 ティールームで一時間ほど話した後、春奈と別れ記四季は帰路についた。 行きは手に持っていた杖を、今は突いている。・・・背筋は真っ直ぐではあるが。 「今日はお疲れ様で御座いました」 「・・・全くだ」 彩女が微笑みながら言うと記四季は溜息をつきながら答える。 自分がいなければ主はここまで疲れなかっただろうと、彩女は思ったが気にしないことにした。 何分刺激の少ない山暮らしだ。たまにはこういうのも悪くは無いだろう。 「こんなことならムラサキんとこ行っとけばよかった・・・そうすりゃ心構えも出来たってのによ・・・」 「主、彼女は『アメティスタ』です。・・・確かに彼女の“能力”には目を見張るものがありますが。それにばかり頼っていてはいけませんぞ?」 記四季と彩女が暮らす山の入り口にある北白蛇神社。そこにいる『アメティスタ』は予言ができると言う。確かに彼女は他の神姫とは違い、どこか神秘的な美しさを備えていはいるが・・・彩女にとってはただの友人だ。 ちなみに、アメティスタが予言が出来ることは秘密にされている。彼女のマスターが騒ぎを嫌う性格だからだ。そのためアメティスタは自身の姿を見せないように、パソコンで予言したことを書いて印刷している。その精度はなかなかで好評なのだが、予言できる内容が日常に関すること(どこぞのスーパーがセールをするとか。明日は雨が降るとか)ばかりなので地域密着型の預言者とも言えるかもしれない。 「ならば明日こそはアメティスタに会いに行きましょう。ここ最近彼女と話していませんしね」 「・・・俺ぁむしろ神主の方に用事があるんだがな。まぁいいさ、明日行こう。今日はもう帰るぞ。このままじゃ帰る頃には真っ暗だ」 「御意。最近不逞の輩が増えたそうですし、騒動は避けたいですな」 「タバコ屋のタミさんとこだったか? この間空き巣が入ったのは」 「ですね。まぁいつも居眠りしていらしたようですし。空き巣も何も取らずに帰ったそうですが」 二人は話しながら、逢魔ヶ時の街を歩いていった。 ・・・・二人が家に着いたのは日が落ちてからの事である。 前・・・次